株式会社エワルエージェント
代表取締役 八木チエ

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの知識を活かし、第3者の立場で不動産投資を始めとする資産形成に関する有益な情報をお届けします。

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投資商品にはそれぞれに メリット・デメリットがあります。また、時期によって 強い商品もあります。

コロナウイルスの影響を受け景気が悪い今、 どのような資産形成戦略を立てるべきでしょうか。2021年に向けての資産形成の考え方についてお伝えしますので、ぜひご参考ください。

1、資産形成する目的・目標を明確に決める

どんなタイミングであっても、資産形成をする時の根本的な考え方は変わらないです。それは、明確な投資目的、投資目標を決めることです。

目的を決める時のポイントは、短期・中期・長期と分けることです。

(1)短期目的・目標

短期目標としては、毎月の生活に余裕を出したい、1年後に車を買いたいなどの目標を指します。

(2)中期目的・目標

中期目的・目標としては、5年後にマイホームを購入する、子どもの中学校受験に向けて、10年間で教育資金を作るとかが挙げられます。

(3)長期目的・目標

長期目的・目標としては、やはり老後資金と言えるでしょう。年金の受給年齢の引き上げ、老後2,000万円問題など老後生活に不安を感じている方も非常に多いので、若いうちから老後資金を作りたい方は非常に増えています。

このように、目的が違えばそれに合った資産形成方法も異なるので、何を目的にいくらを貯めるかなど明確した目標が見えれば、プランニングを立てることもできます。

2、「他人資本」と「自己資本」

「他人資本」と「自己資本」を言っても、初心者の方はピンとこない方も多いかと思いますが、分かりやすく言えば自分のお金か他人のお金のことです。

実は投資には、株・FXなど自分のお金でしか投資できない投資商品もあれば、不動産を担保に出して、銀行から購入するお金を貸してもらうという銀行、他人のお金で投資できる不動産投資があります。

それぞれにメリットとデメリットがあります。

例えば、自分のお金で投資するなら、投資できるお金があればすぐスタートすることができる。デメリットは持っている金額でしか投資ができないのと、万が一失敗したらその分のお金を全て失ってしまいです。

一方で、銀行からお金を借りて不動産投資をする場合は、物件価格のお金を持っていなくてもスタートすることができます。デメリットは誰でも融資が受けられるわけではないので、融資の資格がないと受けられないことです。

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3、最新の不動産投資ローンの動向

上記にて不動産投資は銀行から融資を受けて、他人資本を使って有効的にスタートすることができると書きましたが、コロナ禍の不動産ローンの動向はどうでしょうか。

融資自体はおりているのですが、ただし、不動産投資ローンの審査が厳しくなっていて、航空業界、旅行業界、ホテル業界などコロナの影響で、大きなダメージを受けている業界はほとんど融資がおりなくなっています。通常は高属性と言われている方々は、今では融資を受けることができず、「もっと早く始めればよかった」と後悔する方ばかりです。

このように、いつどんなことが起きるかが分からないので、始めるタイミングを待つのではなく、やりたいと思う「今」がタイミングなので、ぜひタイミングを逃さないことが重要と言えます。

4、2021年に向けての投資戦略

最後に、2021年に向けてのオススメしたい投資商品についてお伝えしたいと思います。

(1)不動産投資

今年はコロナの影響により、投資商品にも様々な影響を受けました。

今の動きを見る限り、来年も引き続きコロナを付き合っていくことになるでしょう。今回のコロナという非常事態が起きた時の投資商品の動きを見て、個人的には2021年に投資戦略として、一番オススメしたい投資商品は「不動産投資」と言えます。ここは店舗、テナントではなく、住宅を指します。

その最も大きな理由はやはり「非常事態でも影響受けにくい」というところです。

株価、FXなどはコロナの影響を受けて暴落などしましたが、不動産投資は衣・食・住の「住」にあたりますので、賃貸に対する需要は相変わらずなので、その点では安定していると言えます。

上記にも触れましたが、不動産投資の融資の審査基準が厳しくなったため、会社の業績、給与などに大きく下がる見込みがある方は、融資の条件が悪くなるから早めに動く必要があると言えます。

(2)金(ゴールド)

「金(ゴールド)」は政治、経済の混乱、そしてインフレに強い投資商品と言われています。今回の新型コロナウイルスの影響を受け、不透明な市場環境の中で、金の投資に人気が集まっています

個人だけではなく、中国を始めインドなどの新興国も国として、金を大量に購入していることもあり、実は金は非常に人気の高い投資商品であります。

実は20年前は1クラムわずか1,140円に対して、20年後の今は7,200円前後と非常に価値が上がっています。このように将来の価値を買うという意味合いでも「金(ゴールド)」がオススメです。

(3)株式などの金融商品

株価はアメリカ大統領バイデンの当選により、上昇していましたが、このように経済の動きに影響されやすいのは株と言えます。コロナ終息が立たない中で、経済の動きも不透明と言えます。初心者がこのタイミングで株をスタートするのはリスクが大きいと言えます。

ただし、コロナ関連株なら来年も堅調と予想されますので、銘柄の選びは厳選にするといいでしょう。

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まとめ

2021年に向けてコロナ禍での投資戦略について書きましたが、参考になりましたでしょうか。ご自身の属性などに合わせて投資プランを立てることが重要なので、より詳しく知りたい方はぜひ我々専門家にご相談ください。