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カンボジアの銀行には、高金利の定期預金や海外送金の自由度、日本に住みながらも口座を持てるなど数多くのメリットがあり、近年口座開設に興味を持つ人がどんどん増えています。

しかし、言葉の壁や制度の違い、必要書類の準備、実際に口座を持つことにリスクがないのかなどについて、不安を持つ人も少なくないです。

そこで今回は実際にカンボジアのアクレダ銀行の口座を持つ私が、カンボジアで口座を開設するメリットや注意点、必要な費用や書類などの手続きの流れを詳しく解説します。

目次

1、カンボジアの経済と通貨概況

カンボジアの経済は、農業、工業、サービス業の三大産業を軸に発展しています。

農業はGDPの約24.3%、工業はGDPの約39.2%、特に縫製品の輸出が国の収入源として重要な役割を果たしています。

サービス業もGDPの約36.4%を占め、観光業をはじめとする分野で成長中です。

2021年の名目GDPは約262億米ドルに達し、一人当たりのGDP1,780米ドルです。

物価上昇率は5.3%とされていますが、失業率については明確な数値が公表されていません。

経済は、特に縫製品の輸出や建設業、サービス業の成長に支えられ、近年では年率約7%の安定した成長を続けていました

しかし、2020年には新型コロナウイルスの影響でマイナス成長に転じたものの、その後は再びプラス成長に転じています。

カンボジアでは、法定通貨であるリエルの他に、米ドルも広く流通しています。

リエルは特にローカルな市場や小規模な取引で用いられますが、多くの場合、価格表示はリエルと米ドルの両方で行われています。

リエルに対する米ドルの交換レートは、おおよそ米ドル=約4,000リエルです。

参照:カンボジア基礎データ|外務省
参照:世界銀行、2022年の実質GDP成長率を4.5%と予測(カンボジア)|JETRO
参照:為替管理制度:カンボジア |JETRO

2、外国人でもカンボジアで口座開設ができる

外国人であっても、カンボジアでは銀行口座の開設は可能です。

他の多くの国々では居住者に限定される場合が多いですが、カンボジアは商用ビザを持つ日本人を含む外国人も口座開設が認められています。

この点は、東南アジア諸国の中でもユニークな特徴と言えるでしょう。

非居住者が口座を開設する場合、注意が必要なのは利息に関する課税率です。

カンボジア居住者と比較して、非居住者の口座にかかる課税率は高く設定されており、定期預金口座であれば居住者は6%に対して非居住者は14%となります。

このため、口座を開設する際には、税金に関する規定も確認しておきましょう。

3、カンボジアの銀行で口座開設する5つのメリット

カンボジアでの銀行口座は、多くの外国人にとって魅力的な選択肢です。口座開設するメリットは次のとおりです。

  • (1)ドルのままで貯金ができる
  • (2)定期貯金の金利が6%と高い
  • (3)カンボジアに住んでいない外国人(非居住者)も口座開設できる
  • (4)現時点では海外送金の制限が全くない
  • (5)カンボジアに行かなくても口座開設できる銀行がある

ここでは、カンボジアの銀行で口座開設をする5つのメリットを紹介します。

(1)ドルのままで貯金ができる

カンボジアの銀行では、米ドル建てでの預金が可能です。

外貨としての米ドルを直接預ければ、為替変動のリスクを避けつつ、国際基軸通貨をそのまま運用できるメリットがあります。

また、カンボジア国内では、実際に米ドルが広く流通しており、日常生活での支払いから大きな投資まで、米ドルでスムーズに行えます。

特に、東南アジア諸国内で世界的にも価値が安定している米ドルをそのまま預金できるので、将来的な資産価値の保存にもつながります

(2)定期貯金の金利が6%と高い

カンボジアの銀行における定期貯金の金利は非常に魅力的で、例えば5年定期であれば年率6%以上の金利が設定されている場合が多いです。

これは日本の銀行に比べるとなんと400倍(日本の定期預金金利0.015%程度)の利率で、極めて高利の部類に入ります。 

カンボジアの銀行では金利が高いため、資産をより効果的に増やすことが可能で、長期にわたる複利効果を期待できる点も大きなメリットと言えるでしょう。

また、米ドル建てでの預金であれば、為替変動の影響を受けにくく、国際的な資産の分散にも役立ちます。

(3)カンボジアに住んでいない外国人(非居住者)も口座開設できる

カンボジアの銀行は、非居住者であっても口座開設が可能で、海外で資産を管理したいと考える外国人にとって大きな利点です。

特に、カンボジアでは商用ビザを持つ外国人も含め、比較的容易に銀行口座を開設できるため、国際的なビジネスを行う人々や、海外での資産運用を検討している人々に適しています。

(4)現時点では海外送金の制限が全くない

カンボジアの銀行口座から海外への送金に制限はなく、特に海外に住む家族への送金や、海外投資を考えている人にとっては大きな魅力です。

多くの国では、送金に際してさまざまな規制や手数料が課されますが、カンボジアでは比較的自由度が高く、手数料も他の国々と比較して低い傾向にあります。

これは、カンボジアで国際的なビジネスや資産運用を行う方にとって、大きなアドバンテージです。

(5)カンボジアに行かなくても口座開設できる銀行がある

カンボジアには、郵送手続きを通じて、現地に行かなくても口座を開設できる銀行があります。

例えばアクレダ銀行は郵送にて手続きを完了できるため、特に、海外に住む人々や、カンボジアへの訪問が難しい人々にとって非常に便利です。

銀行では通常、英語でのサポートが提供され、口座開設に必要な書類や手続きの詳細を明確に案内しています。

カンボジアの銀行は国際的なニーズに対応するための柔軟なサービスを提供しており、世界中からの顧客を受け入れる体制が整っています。

とは言え、すべてのやり取りは英語になるため、ハードル高いと思われる方も少なくないでしょう。ビザ取得、申請書類の準備などすべて私たちがサポートをしておりますので、ご興味がある方はぜひ一度相談してみてください。

4、カンボジアの銀行で口座開設する注意点

カンボジアで銀行口座を開設する際、最も注意すべき点は預金保護制度が存在しない点です。

  • (1)保証制度がない
  • (2)長期間使わないと口座が凍結される可能性がある
  • (3)為替リスク

ここでは、カンボジアの銀行口座の開設の注意点を解説します。

(1)保証制度がない

カンボジアで銀行口座を開設する際、最も注意すべき点は預金保護制度が存在しない点です。

多くの国では、銀行が破綻した場合に預金者を保護するための制度がありますが、カンボジアにはそのような保証がないため、銀行が倒産すると預けていた資金を失う可能性があります。

リスクを避けるために、慎重に銀行の選び、資金を分散して預けるようにしましょう。

(2)長期間使わないと口座が凍結される可能性がある

カンボジアの多くの銀行では、一定期間、口座に入出金がない場合に口座が凍結される場合があります。

凍結されると、資金にアクセスできなくなり、解除の手続きには時間と費用がかかるので、定期的に小額でも良いので入出金を行うとよいでしょう。

また、銀行からの通知を確実に受け取れるよう、連絡先情報を最新の状態に保つように心がけてください。

口座の凍結について「14.よくあるFQA」にて解説していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

(3)為替リスク

カンボジアでは米ドルが広く使用されており、米ドル建てでの預金ができるのはメリットである一方、為替リスクが伴います。

為替リスクを管理するには、通貨の分散、為替レートの動向への注意、場合によっては為替ヘッジの利用なども対策として挙げられます。

また、リエルと米ドルの両方で口座を持つなどして、リスクの軽減を図ってください。

5、カンボジアで口座開設におすすめな銀行2選

カンボジアで銀行口座を開設するなら、ABA銀行とアクレダ銀行がおすすめです。

ここでは、ABA銀行とアクレダ銀行の特徴を紹介します。

(1)ABA銀行

ABA銀行はカンボジア国内に約80支店を展開している、カナダ国立銀行の子会社である銀行です。カンボジアでの口座開設において非常に人気のある銀行の一つです。

ABA銀行は特にデジタルバンキングサービスが充実しており、使い勝手の良いモバイルアプリが特徴的です。

アプリを利用すれば、送金、請求書の支払い、残高確認などがいつでもどこでも簡単に行えます。

また、ABA銀行は国際的な送金サービスも提供しており、世界中のどこからでも資金の受取・送金もできます

1年ドル建て定期預金の金利が年利3.5%と比較的高利であることも魅力の一つです。

ABA銀行の場合は30万ドル以上貯金がある場合は、金利の交渉ができるようです。上限を5.5%に交渉できますので、30万ドル(約4,620万円※154円の為替レートで試算)以上の貯金を検討されている方は、ぜひ交渉してみましょう。

■定期預金の窓口開設(米ドル)

預金期間満期時の利息月利
1ヶ月1.50% 該当なし
1.00%
3ヶ月2.25%2.00%
1.75%1.50%
6ヵ月3.25%3.00%
3.00%2.75%
12ヶ月4.50%4.25%
4.00%3.50%
24ヶ月4.50%4.25%
4.10%3.60%
36ヶ月4.50%4.25%
4.20%3.70%

参照:ABA銀行 (※2024年3月28日現在)

■ABAモバイル(pa)で定期預金開設(米ドル)

預金期間満期時の利息月利
1ヶ月1.50% 該当なし
1.25%
2ヶ月1.88% 該当なし
1.63%
3ヶ月2.25%2.00%
2.00%
4ヶ月2.67% 該当なし
2.42%
5ヶ月3.08% 該当なし
2.83%
6ヵ月3.25%3.00%
7ヶ月3.42% 該当なし
8ヶ月3.58% 該当なし
9ヶ月3.75% 該当なし
10ヶ月3.92% 該当なし
11ヶ月4.08% 該当なし
12ヶ月4.50%4.25%
4.25%
18ヶ月4.50% 該当なし
4.30%
24ヶ月4.50%4.25%
4.35%
30ヶ月4.50% 該当なし
4.40%
36ヶ月4.50%4.25%
4.45%

参照:ABA銀行 (※2024年3月28日現在)

ABA銀行の金利は窓口、アプリによっても異なります。最新金利について詳しく知りたい方は、HPよりご確認ください。

なお、ABA銀行は現地にて口座開設しか対応しておりません。私は今回(2024年4月18日)ABA銀行の口座開設したのですが、弊社パートナーの場合は銀行窓口ではなく、事務所に銀行の方が来てくれるので、サイン3つと写真撮影だけでわずか5分で手続き完了です。その後銀行の方は銀行に戻って手続きを行うので、約1時間後にアカウント開設完了です。

ABA銀行スタッフ著者本人とABA銀行のスタッフin現地パートナー事務所

アカウントが開設されましたら、アプリをインストールしてアカウント情報を見ることができます。またABA銀行のATMに行けば、わずか5分でデビットカードの発行もできます。私は今回年会費5米ドル(約770円※154円の為替レートで試算)のVISAカードを作りました。5年間有効です。

ABA銀行アプリ

ABA銀行デビットカード

事務所での手続き、アプリのインストールや使い方、デビットカードの発行に関しては、全て私たちがサポートしますので、詳細についてぜひお問合せください。

なお、ABA銀行は月曜日〜日曜日、毎日営業していますので、週末の対応ができるのも嬉しいです。

(2)アクレダ銀行

アクレダ銀行はカンボジアで最大手の銀行であり、特に金利の高さで知られています。

5年定期での金利が年利6.5%と、長期にわたる資産運用を考えている人にとって非常に魅力的です。

アクレダ銀行は三井住友銀行が筆頭株主であり、オリックスと合計して約30%の株を所有しており、安定した運営基盤があります。カンボジアで唯一カンボジア証券取引所(CSX)に上場している商業銀行です。

また、日本にいながら郵送で口座開設ができるサービスを提供しているため、カンボジアに行くことなく手続きが可能です。

ただし、ここで郵送でアカウント作成に注意が必要です。アクレダ銀行も同じくアプリでのアカウント管理ができます。しかし、アプリにログインするときはカンボジアの電話番号が必要です。一般的には郵送で作る場合は日本の電話番号で登録されているケースが殆どなので、日本の電話番号でのログインはできません。海外口座開設であまり案内されてないことも多く、私にはそのような案内はありませんでした。

実際にアプリの登録をしようとしたら、カンボジアの電話番号が必要であることが発覚して、焦ってアクレダ銀行に行きました。なお、アクレダ銀行の場合は週末は普通の支店はお休みですが、イオンモール1、2、3号店に関しては週末でも通常営業していますので、私は土曜日にイオンモール1号店で手続きをしました。このようなトラブルはよくありますので、きちんとサポートできる会社に口座開設を依頼することが重要と言えます。

アクレダ銀行はドル建てだけでなくリエル、タイバーツでの口座開設も可能で、多様な通貨での運用が可能な点も魅力的です。

預金期間Hi-Growth Term Deposit
(満期に金利が支払われる)
Hi-Income Term Deposit
(毎月金利が支払われる)
Long Term
(3ヶ月ごとに金利が支払われる)
1ヶ月1.55%1.50%
2ヶ月1.85%1.65%
3ヶ月2.35%2.10%
4ヶ月2.80%2.50%
5ヶ月3.35%3.10%
6ヶ月3.85%3.60%
7ヶ月4.10%3.70%
8ヶ月4.20%3.80%
9ヶ月4.30%3.90%
10ヶ月4.40%4.00%
11ヶ月4.50%4.10%
12ヶ月5.55%5.30%
18ヶ月5.60%5.40%
24ヶ月5.77%5.55%
36ヶ月6.00%
48ヶ月6.05%
60ヶ月6.35%
72〜180ヶ月6.40%

 参照:アクレダ銀行(※2024年3月28日現在)

アクレダ銀行の最新金利について詳しく知りたい方は、HPよりご確認ください。 

なお、アクレダ銀行にジャパンデスクがないのですが、私たちがサポートしますので、ご安心ください。

6、口座開設する時に必要な書類

カンボジアでの銀行口座開設には、個人口座、法人口座、共同口座を作ることができます。それぞれに特定の書類が必要です。

ここでは、個人口座と法人口座の開設に必要な書類について解説します。

(1) 個人口座

①郵送にて口座開設する場合

個人口座の開設に際しては、基本的にパスポートが必要です。

さらに、住所証明書、初回入金額が求められることがあります。

郵送での口座開設は、書類の郵送、公正証書の取得、外国文公証書類の提出など複数のステップを経る必要があります。

郵送の場合は、手続き完了までに数週間を要することもありますので、計画的に進めましょう。

②現地にて口座開設する場合

現地にて口座開設する場合、通常は直接銀行に赴き、所定の書類を提出し、必要に応じて写真撮影や指紋登録を行います。

私たちにご依頼いただく場合は、現地事務所に銀行の方が来てくれますので、事務所内で口座開設手続きを行うことができます。銀行に行く手間、銀行での待ち時間すべてなくなり、ストレスフリーで手続き完了できます。

口座開設の実績がかなり豊富だからこその対応なので、ご興味がある方はぜひ一度お問合せください。

(2)法人口座

法人口座の開設には、個人口座よりも多くの書類が要求されます。

必要な主な書類には、

  • 役員と株主のパスポートスキャン
  • 会社設立証明書(Certificate of Incorporation
  • 現在事項証明書(Certificate of Incumbency
  • 定款(Memorandum & Articles of Association
  • 役員登記(Register of Directors
  • 株主登記簿(Share Register

など、日本語と英訳の2種類が必要になります。 

法人口座の開設プロセスは、事前に銀行から具体的な手続きの流れや必要書類について詳細に確認しておきましょう。

法人口座開設サポートも私たちが対応しますので、詳細についてお問合せください。

(3)共同口座

共同口座の場合に必要な書類は基本個人口座と同じになります。共同名義になる2名分の書類を準備してもらえば大丈夫です。

7、口座開設する時の流れ

カンボジアで銀行口座を開設する方法は、現地で直接手続きを行う場合と、郵送で行う場合とに分けられます。

ここでは、カンボジア現地で銀行口座を開設する流れと、郵送で口座開設する時の流れについて解説します。

(1)カンボジア現地にて口座開設する時の流れ

現地にて口座開設する場合は、商用ビザが必要になります。普通は取得できないですが、私たちは取得するためのレター発行対応しております。

通常は銀行に訪問する時に、パスポートやビザなどの身分証明書類を持参し、口座開設に必要な申込書を記入しましょう。銀行側で写真撮影が行われ、指紋の登録が求められることが多いです。

記入した申込書とともに、必要な書類を提出後、銀行職員が申請を受け付け、口座開設の手続きが進められます。

手続きが完了すると、通常はその場でキャッシュカードが発行され、インターネットバンキングの利用開始に必要な情報や手順について説明が行われます。

すべての手続きにかかる時間は、銀行やその日の混雑状況にもよりますが、おおよそ1時間程度を見込んでおくとよいでしょう。

なお、私たちに依頼していただく、豊富な実績により当日銀行に行くことなく、私たちの事務所に銀行の方が来て頂けます。実際に行った手続きはサイン3つと写真撮影だけで、わずか5分だけで手続き完了です。その後銀行の方はその書類を持って銀行にて手続きを進めますので、約1時間後アカウントが発行されます。

このように事務所内ですべての手続きが完了することができますので、移動時間、銀行での待ち時間もなく、ゆっくりにしながら手続きを行うことができるのは、弊社ならではの魅力とも言えます。

アクレダ銀行もABA銀行とも同じ対応することができます。ご興味がある方はぜひお問合せください。

(2)郵送で口座開設する時の流れ

郵送で口座開設できるのはアクレダ銀行になります。

必要な書類をそろえた後、それらを郵送にてカンボジアへ送付します。

日本やカンボジアの公証役場での公証手続きは、私たちがサポートいたします。

口座開設が完了すると、銀行から口座番号やインターネットバンキングのログイン情報、さらにデビットカードが郵送されてきます。

8、カンボジアの銀行口座開設の具体的な手数料

カンボジアで銀行口座を開設する際にはさまざまな手数料が発生しますが、口座開設の時の料金とその他の料金に大別されます。

ここでは、カンボジアの銀行口座開設の際に発生する手数料について解説します。

(1)郵送にて口座開設する時の料金(アクレダ銀行のみ)

個人口座共同口座法人口座
1,200 米ドル1,500 米ドル2,500 米ドル

郵送にて口座開設できるのはアクレダ銀行のみで、ABA銀行は現地での開設になります。

個人口座の開設では、一般的に1,200米ドルのサービス料金が必要で、普通口座開設申込、定期預金の初回設定、インターネットバンキングとデビットカードの申込みが含まれます

共同口座の場合は1,500米ドル、法人口座では2,500米ドルの料金が設定されています。

上記口座開設費用の中に、初年度アフターサポートの費用、個人口座100米ドル、共同口座150米ドル、法人口座200米ドルが含まれています

料金は税別で、追加のサービスや特別な要望に応じて料金が上乗せされることがあり、例えば、通帳代、デビッドカードの年会費が必要です。

カンボジアへの郵送料やアプリのダウンロードが必須であること、インターネットバンキングの初期設定サポートは口座開設後3ヶ月以内という点にはご注意ください。

なお、現地で口座開設する場合の費用が異なりますので、ABA銀行の口座開設など現地での開設をご希望な方は私たちにお問合せください。

(2)その他の料金

その他料金実費(無税)サポート料金(税別)
アクレダ銀行ABA銀行
普通預金(最低金額)個人・法人20米ドル
普通預金(最低金額)共同40米ドル
定期預金(最低金額)500米ドル100米ドル
デビットカード受取100米ドル
クレジットカード申込・受取500米ドル
アフターサポート(年間)個人
※※2年目以降(更新は自由)
100米ドル
アフターサポート(年間)共同
※※2年目以降(更新は自由)
150米ドル
アフターサポート(年間)法人
※※2年目以降(更新は自由)
200米ドル
通帳代3米ドル通帳発行なし
デビットカード年会費6~250米ドル5~150米ドル
申請をした情報の修正・変更の料金(個人・共同)200米ドル
申請をした情報の修正・変更の料金(法人)250米ドル
申請代行、カンボジア日本郵送料込み300米ドル
カンボジア公証費用(個人・共同)200米ドル200米ドル
カンボジア公証費用(法人)250米ドル250米ドル
スポット対応費用30米ドル30米ドル

口座開設後に発生する可能性のある追加料金には、デビットカードの受取りやアフターサポートサービスの年間料金などがあります。

普通預金の最低入金金額はアクレダ銀行の場合は、個人・法人共に20米ドルから開始し、定期預金の最低金額は500米ドルです。ABA銀行は定期預金の場合は100米ドルが必要になります。

特にアクレダ銀行のデビットカードをPlatinumWorldで申し込む場合、普通預金の最低金額が20,000米ドルに上がる点は注意が必要です。

情報の修正や変更に関する料金もあり、私たちのサポート料として300米ドルが必要です。

デビットカードの年会費はアクレダ銀行6米ドルから250米ドル、ABA銀行は5米ドルから150米ドルまで幅広く、アフターサポートの年間料金は個人・共同・法人に応じて異なります。

9、口座開設後のアフターサポートについて

アクレダ銀行やABA銀行など、一部の銀行ではジャパンデスクがないため、サポートは英語またはクメール語での対応となります。

アフターサポートの期間は、お客さまのニーズに合わせて1年、3年、または5年から選択することが可能で、料金は口座の種類によって年間100米ドルから200米ドル(税別)です。

提供されるアフターサポートには、カンボジアの電話番号の保管取り扱い案内やインターネットバンキング、銀行モバイルアプリの利用方法の案内が含まれます。

また、定期預金への振替えに関するメール作成支援や、ネットバンキングのログイン問題、アプリのトラブルシューティングなど、幅広いサポートをしております。

特に言語の壁がある場合や、金融取引に不慣れな方にとっては、アフターサポートが大きな安心材料です。

サポートの詳細や利用条件についてぜひお問合せください。

10、セキュリティとプライバシーの保護

アクレダ銀行のような大手銀行は、顧客の情報と取引の安全を確保するために、高度なセキュリティ対策を講じています。

バンキング・システムのアップグレード、アクセス・コントロールの強化、データの暗号化、ATMネットワークの改善などが行われています。 

顧客データは、ファイアウォールで保護された別のサーバーに保存され、不正アクセスから守られ、従業員による機密情報へのアクセスは厳しく制限され、セキュリティは強固です。

フィッシング攻撃や詐欺を防ぐために、アクレダ銀行は顧客に対して、銀行口座の詳細やパスワード、OTP(一度きりのパスワード)を尋ねる不審な電話やメールに応答しないよう警告しています。

アクレダ銀行は公式ウェブサイトを通じてのみオンラインバンキングサービスを提供しているので、偽のウェブサイトや怪しい電話には注意しましょう。

11、カンボジアの銀行の評判やレビュー

カンボジアでの銀行口座開設を検討している方々にとって、銀行選びは非常に重要です。

は実際にアクレダ銀行の口座を持っていますが、開設する前に色々調べました。

今は特に注目したいのが、アクレダ銀行、ABA銀行です。

アクレダ銀行は、カンボジアで最大手の銀行として知られ、安心感がある点が魅力です。

三井住友銀行、オリックスが株主となっており、日本とのつながりも深いです。

さらに、郵送での口座開設が可能であるため、カンボジアへの渡航が難しい方にとっても便利だと感じました。

ただし、金利が高い分、為替変動リスクや国による金融規制の違いには注意が必要です。

一方、ABA銀行は、外資系の銀行でありながら、カンボジアでの評判も上々です。

特にモバイルバンキングの使い勝手が良いとのことで、現地での日常利用にも適しています。

2020年にカンボジア最優秀銀行に選出された実績もあり、信頼性も高いです。

銀行を選ぶ際には、それぞれの銀行が提供するサービス、金利、安全性などを総合的に考慮するとよいでしょう。

の経験からも、何と言っても世界ランキング1位の通貨である米ドルでの預金ができ、更に日本銀行の約400倍の利率がもらえることが、カンボジアでの銀行口座開設に最も大きなメリットと感じています。

もちろん口座凍結などのリスクもありますが、銀行の規定を事前に把握できていれば回避できるリスクなので、特に大きなリスクと感じていないと言えるでしょう。

12、カンボジアでの生活と銀行口座

カンボジアに長期滞在する予定の方や、ビジネスを展開する予定の方にとっては、現地の銀行口座を開設した方がメリットは大きいでしょう。

銀行口座があれば、日常の支払い、賃金の支払い、請求書の支払いなど、さまざまな金融取引をよりスムーズに、安全に行えます。

実際に現地で生活をする中で、現金だけでは不便でリスクが高いことを痛感しました。

特に、カンボジアでは現金を持ち歩くことのリスクや、大きな金額を扱う場合の安全性を考慮すると、銀行口座を持つことのメリットは計り知れません。

また、カンボジアの銀行はデジタル決済の普及に力を入れており、携帯電話を利用した送金や支払いが非常に便利です。

も実際に、食事、マッサージ、タクシーなどさまざまな支払いをモバイルバンキングを通じて行っていますが、その手軽さには本当に驚かされます。

カンボジアでの生活において、銀行口座は単なる金融取引のツールではなく、日常生活の質を高め、ビジネスを円滑に進めるために必須です。

カンボジアで新たな生活を始める方や、ビジネスを検討している方は、ぜひ、現地の銀行口座開設を検討してみてください。

参照:カンボジア・バコンが人口の約 6 割に普及した要因|国際通貨研究所

13、実際にアクレダ銀行の口座を持ってみた感想

はアクレダ銀行の口座開設をしたきっかけは、カンボジア不動産投資でした。

アクレダ銀行通帳
著者本人(アクレダ銀行の通帳)

カンボジア不動産は、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンなど東南アジアの中で、唯一米ドルで購入そして所有できる国です。また不動産価格は他の国に比較して価格が安かったのもあり、これからのカンボジアの成長性などを検討した上で購入した決め手になりました。

そこで家賃の振込先としてアクレダ銀行の提案を受けました。最初はカンボジア国内の銀行に対して不安を感じましたが、実際に調べていく中で三井住友銀行、オリックスが約30%の株を所有していること、カンボジアで唯一カンボジア証券取引所(CSX)に上場している商業銀行であることを知り、一気に不安が消えました。また何と言っても、定期預金の6%という非常に高い金利に魅力を感じました。

つまり、家賃を米ドルでもらい、その家賃をそのまま米ドルのままで銀行に定期預金をすれば、複利で利益を増やすことができます。これは今の日本では考えられない不動産投資手法と言えるでしょう。

銀行から毎月残高知らせメールが送られて来ていますので、今自分の口座にいくら入っていて、利息いくら増えたかすべて把握することができます。円安が進んでいく中で、ドル資産がどんどん増えていくのを見て、早く始めて良かったと思っています。

銀行残高イメージ
著者本人のアクレダ銀行残高イメージ

14、よくあるFAQ

(1)申し込みをしてから、開設までどれくらいの期間でできますか?

現地銀行にて開設する場合は、大体1時間程度で開設できます。私たちが同行しサポートいたします。

郵送で開設する場合は、お客さまの申請書類がカンボジアに到着後、最短で7営業日で口座開設が完了となります。郵送などの期間も含め、大体1ヶ月前後かかると思って頂ければと思います。

なお、デビットカードは12ヶ月で発行されます。

(2)口座開設する時に、いくら入金すればいいですか?

①アクレダ銀行

アクレダ銀行の場合は、個人口座20ドル、共同口座40ドル、定期預金500ドルとなっています。

②ABA銀行

ABA銀行の場合は普通預金に関しては特に最低金額の設定はないですが、定期預金の場合は100米ドルが必要です。

なお、ABAモバイルアプリが普及されており通帳発行はありません。

(3)通帳はあった方がいいですか?

①アクレダ銀行

アクレダ銀行の場合は、定期預金などはアプリから確認ができないので、心配な方は通帳合ったほうがいいでしょう。実際に私は通帳持っていますが、現地銀行でお金のやり取りをする時に使っています。

②ABA銀行

ABAモバイルアプリが普及されており通帳発行はありません。

(4)外国文認証はどうすればいいですか?

私たちが代理にて対応しますので、お問い合わせください。

(5)現地での口座開設サポートは可能ですか?

サポート可能です。

必要になる手数料や書類が異なりますので、詳細についてお問い合わせください。

(6)口座残高の確認方法は?

①アクレダ銀行

アクレダ銀行はインターネットバンキングから確認することができます。また、ご本人さまから銀行にメールでお問合せすることも可能です。

その場合は、登録メールアドレスからの送信と、英文メールになります。

②ABA銀行

ABA銀行はモバイルアプリ・IBANKINGから確認することができます。

(7)1年以上取引がない場合は口座が凍結されますか?

①アクレダ銀行

アクレダ銀行は1年以上取引がない場合、口座が凍結されます。

解除したい場合は、ご本人さまが登録されているメールアドレスから銀行に英文メールを送ることで対応してもらえます。

その場合は手数料として5ドルかかります。なお、定期預金の場合は手数料かかりません。

②ABA銀行

ABA銀行の場合は1年以上取引がなくても口座凍結はありません

しかし、1年以上取引がない場合は年間10ドルが請求されるので、注意が必要です。

(8)定期預金の途中解約は可能ですか?

①アクレダ銀行

定期預金の途中解約は基本できません。たとえ解約ができたとしても、利息分はなく元金だけの返金になります。更に利息分に対して徴収された14%の税金も差し引かれます。

途中解約は損をすることになりますので、お金を使う可能性がある方は短期間の定期がおすすめします。

②ABA銀行

定期の途中解約はできます。

その場合は普通預金の利息が適用されます。

(9)カンボジア銀行の利子源泉税はいくつですか?

カンボジア居住者の場合は普通預金4%、定期預金6%になります。

非居住者の場合は14%になります。

(10)共同口座は作れますか?

アクレダ銀行もABA銀行も作れます。

詳細について私たちにお問合せください。

(11)デビットカードは作った方が便利ですか?

①アクレダ銀行

現地や海外で使えますので、1枚があると便利と思います。特に今は円安なので、ドル決済するだけで安くなります。

カードの種類をご参照ください。

VISA/MastercardClassic/StandardGoldPlatinum/Word
最低入金額100米ドル100米ドル20,000米ドル
年会費6米ドル66米ドル250米ドル
海外ATM手数料4米ドル+取引額の1%
1日の利用限度回数25回/日
1日の利用限度額10,000米ドル/日20,000米ドル/日30,000米ドル/日

参照:アクレダ銀行

②ABA銀行

ABA銀行の場合は、カンボジア現地での飲食、タクシーなどの日常生活においてはすべてアプリにて決済することができますので、現地での利用を検討されている場合は必要ないと思います。

なお、海外での利用を検討する場合は合ったほうが便利です。

カードの種類をご参照ください。

VISA/MastercardClassicPlatinum LitePlatinum
年会費5米ドル20米ドル150米ドル
海外ATM手数料取引額の2%(最低5米ドル)
1日の利用限度回数10回/日20回/日30回/日
1日の利用限度額5,000米ドル/日10,000米ドル/日20,000米ドル/日

参照:ABA銀行

(12)口座開設後のアフターサポートはありますか?

口座開設後のサポートについて、ぜひ私たちにお任せください。お客様の大切な資産管理にお役立てください。

口座の種類アフターサポート料金/年
個人口座100米ドル
共同口座120米ドル
法人口座150米ドル
※初年度の加入は必須になります。

サポート内容の詳細については私たちにお問合せください。

例)

  • カンボジア電話番号保管取り扱いのご案内
  • インターネットバンキング・銀行モバイルアプリの取り扱いのご案内
  • 定期預金への振替え手続きのサポート

(13)アフターサポートを契約しなった場合は?

アフターサポートを契約しなかった場合は、スポット対応料金として1回ごと30ドル(税別)にてサポートいたします。

その他実費の負担もあります。

(14)口座の解約はできますか?

①アクレダ銀行

口座の残高が0で1年間全く利用がなかった場合は、自動解約となります。

なお、残高がある状態で解約したい場合は、1ヶ月前にメールにて銀行に解約意思を伝えていれば、普通口座の金利を受け取ることができます。

ただし、1ヶ月前に解約意思を伝えずに解約する場合は、普通口座の金利が適用されないことご注意ください。

定期預金に関しては基本、途中解約はできません。たとえ解約ができても金利の適用がなく、損をすることがあります。途中でお金を使う可能性がある方は、短期間の定期がおすすめします。

②ABA銀行

口座の解約はできます。

定期預金も途中解約ができます。その場合は普通口座の金利が適用されます。

(15)万が一口座名義人が死亡したらどうなりますか?

万が一口座名義人が死亡した場合は、大使館から発行された死亡証明、戸籍謄本の英訳及び公証、死亡及び家族である証明などの書類が必要です。

遺産相続手続きはできるものの、手続きが非常に煩雑で時間もかかります。

そのため事前に家族を話し合って、共同口座を作られる方も多くいらっしゃいます。

(16)口座の年齢制限はありますか?

基本、口座の年齢制限はありません。個人口座、共同口座とも開設することができます。

①アクレダ銀行

ただし、名義人が18歳以下の場合は、口座名や手続きが異なる場合があります。

  • 15歳〜18歳の場合

ご両親の了承サインが必要になります。

  • 14歳以下

14歳以下の場合、「Kid Account」という口座名になります。

口座からの送金などすべての手続きにおいては、ご両親が行うことになります。本人の操作はできません。

②ABA銀行

  • 18歳未満の場合

親/法定後見人は、未成年者との共同名義人である必要があります。また、有効な出生証明書、家族簿、住民票、または未成年者のパスポートを所持していることが条件になります。

  • 10〜17歳

申請には、お子様の出生証明書および/または銀行が親とジュニアとの関係を特定するために使用できるその他の書類を提出する必要があります。

また、お子様には、有効な市内電話番号が設定されたスマートフォンが必要です。

    (17)法人口座の申し込みもできますか?

    法人口座の開設はできます。その場合は下記書類が必要になります。

    書類に関しては基本、日本語と英訳の両方が必要です。ご希望な方はご相談ください。

    会社定款、会社謄本、株主名簿、役員・代表・株主のパスポートスキャン

    なお、書類は公証役場にて公証を受ける必要があります。私たちにてサポートできますので、お問合せください。

    (18)タイバーツの口座は作れますか?

    ①アクレダ銀行

    タイバーツ(THB)での口座開設はできますが、米ドルやリエルと異なる点がありますので、ご希望の際は必ず注意点についてお読みください。

    • タイバーツでのデビットカードは作れない
    • タイバーツはインターネットバンキングのみの利用になる
    • タイバーツの入金はアクレダ銀行の窓口のみ対応できます。なお引き出しは米ドルもしくはリエルになる
    • タイバーツの海外送金はインターネットバンキング、もしくはアクレダ銀行の窓口から対応できる

    ②ABA銀行

    対応しておりません。

    まとめ

    本記事では、カンボジアで銀行口座を開設するメリットや注意点、開設のための必要書類、おすすめの銀行について紹介してきました。

    カンボジアで銀行口座を持つと多くのメリットがあるため、カンボジアで事業したり、投資を行うには開設は必須と言えます。

    少しでもカンボジアでの銀行口座開設にご興味がある方は、ぜひ私たちにご相談ください。

    あなたにおすすめの専門家

    湯藤 善行(ゆとう よしゆき)

    ■ 所属会社
    株式会社SYLA
    ■ 担当エリア
    埼玉 千葉 東京 神奈川
    ■ 担当分野
    国内不動産投資

    十余年の不動産業界在籍の経験に加え、10,000戸以上のマンション開発を通して得た経験と、徹底したリサーチによるデータから導き出された確実性の高い資産形成を提案しています。

    木宮 瑛子(きのみや えいこ)

    ■ 所属会社
    ベリーベスト法律事務所 大阪オフィス
    ■ 担当エリア
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    ■ 担当分野
    司法書士

    司法書士として、不動産の所有権・抵当権関係を登記、不動産投資での法人設立のお手伝いもさせて頂いています。

    古川 國博(ふるかわ くにひろ)

    ■ 所属会社
    株式会社サークフルエステート
    ■ 担当エリア
    全国
    ■ 担当分野
    国内不動産投資

    これまで22年間の業界経験と現地視察を生かし正確な分析とわかりやすい解説を心がけています。

    カテゴリー: 海外投資資産形成
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