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これまでは営業マンを通じて、保険に加入することが主流でしたが、グローバル化の加速によって、様々なものがインターネットを通じて取引されている昨今。保険でもインターネットを通じて購入することができる、いわゆるネット保険が増えてきています。

またそれは、今回のコロナウイルスの蔓延に伴い、「足を運ばずとも、人に会わずとも手続きが完了する」という点において、重要性が大きく見直されていきつつあります。 

そこで今回は、ネット保険が普通の保険に比べどのような違いがあるのか、ネット保険のメリット、デメリットなどについてまとめました。これからネット保険の加入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。  

1、ネット保険とは?普通の保険との違いは?

ネット保険とはその名の通り、インターネット上で見積もりや商品の選定、申し込みなどの手続きを行うことができる保険のことを指します。 

このネット保険は一般的な保険とは異なり、営業マンとの面談が一切必要なく、保険商品の選定から加入手続きまで、申し込みなどの作業は全て保険会社のウェブサイト上で行うことができます。 

また、加入するプランや細かな保障内容を検討する際には、ウェブサイトでシミュレーションツールを活用して条件を入力することで、保険料などの見積もりで比較することも可能となります。 

インターネット上で商品の選定ができなかった場合は、パンフレット等の詳しい資料を随時請求することができ、資料で細かく、商品、プランを選定した後に、ウェブサイト上のフォームに従って必要事項を入力し終えると、申し込み完了となります。 

ネット保険で保険金を請求する場合、電話などでご契約中の保険会社に連絡をする必要があります。連絡後、保険会社から保険金の請求に必要な書類が届きますので、そちらへ必要事項を記入し、その他必要書類と合わせて保険会社へ提出することによって、保険金の請求が完了となります。

保険金の請求はいたってシンプルで、郵送のラグを注意してもらえば問題なく受給することができるでしょう。 

2、ネット保険のメリットデメリット

続きまして、ネット保険のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

(1)ネット保険のメリット

ネット保険には大きく下記2つのメリットが挙げられます。

①申込手続きの手軽さ

ネット保険は24時間、問い合わせや申し込みに対応しているのが大きなメリットと言えるでしょう。

そのため、いつでも、どこでも、加入したい保険商品を選定したり、申し込んだりすることが可能です。保険ショップや担当者の元へわざわざ出向く必要もなく、自宅やオフィスで、家族や友人と相談しながら申し込みができる手軽さが大きなメリットと言えるでしょう。

また、ネット保険で申し込める保険商品はシンプルな構成となっているものが多いため、より検討しやすくなっています。 

②十分に理解、納得した上で加入ができる

ネット保険は、お客様自身で調べて商品を選択していきます。

商品を決定するまでの過程において、他の保険商品との比較を行いながら、より保険に対する知識を深めていくことができます。そのため、保険商品のことを充分に理解、納得した上で加入することができ、お客様自身の意向にあった保険をお客様自身で選定することが可能となります。

(2)ネット保険のデメリット

一方、ネット保険にはデメリットもあります。 

①詳細な内容はお客様自身で確認する必要がある

ネット保険では契約する際に、その保障内容や保障範囲、注意事項や約款等をすべてお客様自身で確認しなければなりません。

万が一保障内容や契約内容の確認不足、勘違いによって何かあった場合でも、全て自己責任となってしまう可能性がありますので注意が必要となります。

②保険種類が少ない

ネット保険では、保険会社側から保険を提案するのではなく、お客様側が選定から申し込みまでを行うため、ネット保険の多くはシンプルかつわかりやすい商品となっています。

そのため、仕組みが複雑な保険や、保険の対象が広い保険などは、例えば外貨建終身保険などの保険商品は、ネット保険では提供されていない場合があります。より幅広い選択肢からより良いものを選んでいきたいという場合には、その性質上ネット保険は不利となります。

③予備知識が必要となる

ネット保険の商品はウェブサイト上でわかりやすく案内されてはいるものの、それでも専門用語が用いられている場合や、基礎的な事項の説明が詳しくされていない場合もあり、様々なサイトや口コミなどで情報を収集し、自分で詳細にまとめていく必要があります。

特に約款などは専門用語が多く使われており、長い説明をすべて読み込むには時間がかかります。そのため、内容を自力で理解するためには必然的に保険に関する予備知識が必要となります。

3、ネット保険の種類は?

ネット保険では、以下のような種類の保険を取り扱っています。

死亡保険、収入保障保険、医療保険、がん保険、引受基準緩和型・限定告知型保険(健康状態や持病など、保険に加入するための条件が一般の保険よりも緩やかである、あるいは告知する項目が少ない保険)、自動車保険、バイク保険、海外・国内旅行保険、ゴルフ保険、レジャー保険などが挙げられます。 

このように、主要な生命保険や損害保険の商品に加入することは可能となりますが、外貨建終身保険など一部の保険はネット保険で取り扱っていない場合があります。 

そのため、取り扱われている保険の種類は一般の保険よりも少ないと言えるでしょう。 

4、ネット保険を選ぶ時のポイントは?

最後に、普通の保険と比較して、ネット保険選びで失敗しないためのポイントをおさえておきましょう。

(1)必要な保障を把握すること 

基本的にネット保険では、どの商品に加入するのか、保障をいくらにするのかをお客様自身で決めないといけません。そのため事前に、お客様自身で必要な保障内容、保険金額を把握、検討しておく必要があります。

申込をする前に保険商品に関連する情報をメディア等でチェックして、自分の年齢や家族構成ではどのような保険に加入するのがいいのか、基礎知識を学んでおくことをオススメします。

下記などの記事を参照に、保険商品の基礎知識をぜひ身につけておきましょう。

【3分で分かる】生命保険とは?その種類とそれぞれのメリットとデメリット

そもそも医療保険は必要?損しないために把握すべき5つのポイント

養老保険 | 養老保険の保険料は高い?加入する前におさえておくべきポイントは?

(2)安さばかりを求めない

保険に加入する一番のメリットは、保障を得られることです。ネット保険は通常の保険に比べて保険料が割安なため、より魅力的に感じがちではありますが、加入にあたって、お客様にとって本当に必要な保障を得られるかが最も大切なことになりますので、安さだけで選ばれないことを強くお勧め致します

また、

「本当はがんの保障が欲しいけど、保険料が安いから医療保険にする・・・」 

など保険料で加入目的を変えることは絶対にやめましょう。保険の強みは保障が持てることであること忘れずに、加入される前に必ず保障内容のチェックをしてみましょう。

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まとめ

今回はネット保険についてまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

今まさしく保険への加入を検討されていらっしゃいましたら、まずは保障を充実させるために、従来の保険とネット保険とを比較された上で、加入される内容について改めて検討されてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

カテゴリー: 生命保険国内保険
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