2019年10月、消費税が5年半振りに上がりました。
そこから健康保険料アップ、公的介護保険の負担増、公的年金の財政など社会保障の問題が毎日のようにニュースで取り上げられています。
更に老後2,000万円問題もあり、
「私も資産運用を考えなきゃ!でも何をしていいのかわからず踏み出せていないんです。」
という方も多いのではないでしょうか。
上記の影響を受け最近は、30代の女性からの不動産投資に関するご相談が非常に増えています。
私はファイナンシャルプランナー(FP)として、女性の方に最も多く提案しているのは不動産投資です。今回の記事では、なぜ私が不動産投資を提案しているのか、女性が不動産投資をするメリットなどについて詳しく解説していきます。30代の女性で不動産投資にご興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
1、30代女性だからこそ考えるべき資産形成
女性は特に将来の資産形成について考えて欲しいと思っています。
その理由は男性と比較して、結婚・出産・復帰・離婚などライフプランが変わりやすいからです。
おひとりさまの場合はもちろん老後について考える必要ありますし、ご結婚して家族ができた時も備えが必要です。特に今や3組に1組は離婚する大時代で、その万が一な時にも備える必要があります。
特に30代の女性は、結婚、出産、離婚など最も変化が起きやすい年齢代だと言えます。何が起きても慌てないように準備しておくことが大切です。
そのために、どのようにライフプランが変わっても続けられるような資産形成・資産運用を考えて行きましょう。
2、なぜ不動産投資は30代女性に適しているの?その3つの理由
株式、FXなど数多く投資商品がある中で、私がファイナンシャルプランナー(FP)として、30代女性には最も不動産投資をオススメしています。その理由は下記の3つです。
- (1)不動産投資ローンの融資が通りやすい
- (2)ほとんど手間ひまかからないため本業などが忙しくてもできる
- (3)ライフプランが変わっても続けられる
では、それぞれについてみてみましょう。
(1)不動産投資ローンの融資が通りやすい
不動産投資は株や投資信託等と違い、不動産を担保に金融機関から融資を受けて始めることができます。
一方、不動産投資ローンが通らなければ多額の現金がないと始めることが出来ません。
20代の頃とは変わり、30代になると年収も上がり、勤続年数も伸びることで銀行から見た信用力が上がります。また、出産された方も育休を終えて仕事復帰し、収入も戻ってきたという方もいらっしゃるでしょう。
つまり、30代の女性は融資を受けるのに有利な条件を揃えているため、融資が通りやすいのです。
(2)ほとんど手間ひまかからないため本業などが忙しくてもできる
一般的に女性は日々の家計のやり繰りは得意ですが、投資など長期のお金について考えるのは苦手、男性はその逆の方が多いと言われています。
しかし、不動産投資は株やFXと違い、管理をプロの不動産会社に委託してしまえば、オーナーはほとんど手間をかけることなく運用することができます。
毎月銀行口座に家賃が振り込まれて、それをローンへの返済をするという流れができます。
上記のように、不動産投資はオーナーはほとんど手間暇がかからないため、仕事に趣味に家事・育児に忙しい女性でも出来るのです。
(3)ライフプランが変わっても続けられる
「独身の時にはお金も自由だったので、毎月5万円保険や投資信託の積み立てを始めたけど、出産して育児休暇に入ってしまったので続けられなくなってしまった」という方をよく聞きます。
不動産投資は融資状況や選ぶ物件のタイプにもよりますが、基本的に毎月のローン支払いは入ってくる家賃収入で賄うことができます。
月々の負担としては1万円程度見ておけばお釣りがくるでしょう。
自己資金の負担が少ないことからライフプランが変わっても続けることが可能なのです。
とは言え、空室時のローン負担、設備交換などの費用を負担するケースもあります。
不動産投資をする時にかかる諸経費については不動産投資諸経費の記事を参考にしてみてください。
3、初心者でも大丈夫?初心者でも失敗しないためのポイント
女性だからこそ不動産投資をすべきについて、下記動画もぜひ合せてご覧ください。
「初心者でいきなり不動産投資は怖い!」と心配される方も多いですが、どの投資商品もみなさんは初心者からスタートしています。商品の仕組みについてきちんと理解し、初心者でも失敗しないポイントをおさえおくことが重要です。
下記、初心者でも失敗しない3つのポイントをご紹介しますので、ぜひおさえておいてください。
- (1)物件の立地を間違えない
- (2)投資をしている!という意識をする、任せっきりにしない
- (3)担当者の重要性
(1)物件の立地を間違えない
初心者の方は、まずは入居ニーズが高く安定した家賃収入を見込める物件を持ち、慣れてきたらリスクをとって収益性の高い物件を狙っていくことがオススメです。
そのためには東京23区、駅から徒歩10分以内の物件から始めましょう。
どんなに収益性の高い物件でも入居者が入らなければ利回り0%であることを覚えておきましょう。
(2)投資している意識を忘れない
「任せっきりにできるのが不動産投資のいいところでは?」と思われた方もいらっしゃるようです。
不動産会社の中には皆さんが任せっきりだとわかると各種費用をぼったくってくる悪い会社があるのも事実です。
そうならないようにしっかり投資している意識を持ち、不動産会社・担当者に任せっきりにし過ぎないようにしましょう。
(3)担当者の重要性
もし、あなたが不動産投資初心者なら物件選びと同じぐらい担当者選びにも力を入れましょう。
不動産投資は入口の物件選びはもちろん大事ですが、購入後にどのように管理・運用していくか、売却を含めた出口戦略をどう考えていくかがより大切です。
私が考える最も理想な担当者選びのポイントはこちらです。
- 不動産業界歴は最低5年以上
- いくつかの会社を経験している
- FP資格があるなど不動産以外の知識も持っている
- 担当者自身も不動産投資を行なっている
- 不動産投資以外の投資もアドバイスできる
間違っても「この担当者は頑張っているから応援してあげよう」などと気持ちの部分で購入しないようにしましょう。
不動産投資は購入後、株や投資信託と違ってすぐにやめられないのが難点です。
担当者があなたの資産を守ってくれるわけではありません。従って、担当者選びは慎重に行いましょう!
4、実際に不動産投資を始める時の流れ
では、不動産投資は検討からスタートまではどのような流れでしょうか。以下にてみてみましょう。
(1)不動産投資のメリット、リスクなど基礎知識を身につける
本を読んだり、不動産投資の情報サイトを見たり、初心者向けセミナーに参加したりして、基本的な知識を身につけましょう。
(2)ローンが通るかどうか確認する
不動産投資の基礎知識を身に付けて進めてみたい場合は、次にやることは物件探しではありません。
自分がそもそも不動産投資ローンは通るのか、いくらの融資を受けられる、どのようなタイプであれば検討できるのかを確認することが先決です。
一般的には区分マンション投資の場合は、ご年収500万円が審査ラインで、年収の8〜10倍が融資枠の目安になります。より詳しく知りたい場合は、弊社など信頼できる担当者に相談するといいでしょう。
(3)不動産会社、物件選び
ローンが通ることが確認できたらやっと物件選びです。
不動産投資の目的、ゴールをしっかり決めることで選ぶ物件が変わります。また、管理を委託する不動産会社選びも大切なので慎重に決めましょう。
(4)ローン審査&契約
物件が決まったら正式なローン審査を進めます。ローンが通ったら契約し、晴れて不動産運用のスタートです。