皆様は投資についてはどのようにお考えでしょうか。
最近ですと岸田政権が「所得倍増プラン」という、NISAやiDeCoといった税制優遇制度などを打ち出し、国民にも積極的な投資を後押しするようなりました。
しかしいざ何か始めようと思っても、忙しくて中々手間がかかりそうなものについては、始めにくいと感じる方もいらっしゃるかと思います。
資産形成の中も手間がかからないと言われるマンション経営ですが、実際に取り組んでから行うことはどれくらいあるのでしょうか。
今回はマンション経営を始めた方が、行う1年間の流れについて見ていきたいと思います。
1、マンション経営を始めてやること
最初にマンション経営を始めて、自分でやらなきゃいけないことを紹介します。
(1)6月にやること
- 固定資産税のお支払い
毎年6月頃に不動産を管轄する市町村から納税通知書が届きます。
一括払いもしくは複数回に分けて払うこともできます。
手続きをすれば口座振替も可能ですので、「振り込みに行く」という手間も省けます。
(2)2月・3月にやること
- 確定申告
マンション経営を始めて2ヵ所以上の収入ができた方は確定申告をします (例:サラリーマンの給与+不動産所得)。
会社の年末調整で済んでしまうサラリーマンの方には馴染みがないかもしれませんが、国税庁のホームページから作成することが出来て、作成にあたっての説明も記載されているので初めて確定申告を作成される方でも比較的簡単にできます。
昨年から、マイナンバーを使用したスマートフォンでの申告にも、不動産申告が対応しましたので、こちらも案内に従って手軽に作成できます。
(3)1年に1回やること
- 建物管理組合からの連絡
マンションの建物の管理組合からは1年に1回の報告が必ずあります。
その他のも定期的に連絡事項などが届きます。
今後のマンション管理にあたっての決定事項や議決を取るようなものもございますので、
管理組合からの書類などが届いた時は確認しましょう。
以上3点がマンション経営を始めてから主にオーナー様にやっていただくことになります。
マンション経営では、建物の共有部分が建物管理会社に、お部屋などの専有部分は専有部分の管理会社に任せることで更にオーナー様の負担を減らすことができます。
2、管理会社に委託できること (専有部分)
例えばですが、お部屋の入居者から退去したいといわれたときに、どのような手続きを取るかというと
退去通知⇒新規の入居募集⇒退去立会⇒原状回復工事の見積⇒原状回復工事⇒工事完了⇒新規入居申込・内見⇒契約⇒新規入居
というような流れになります。
このような一連の業務を、仮にサラリーマンをやっているオーナー様が行うには手間と時間がかかります。
こういった場合に任せていると安心なのが専有部分の管理会社です。
管理会社にお部屋の管理を委託することにより、入居者の集金や退去時の手続きなどオーナー様の代わり対応してくれるので、オーナー様は入居者が退去される時や新しい入居者が決定した際に、連絡を受ける形になり後の手間はかけずに運用をすることが出来ます。
下記の図は委託できる業務の一例です。
著者作成
このように、管理会社に任せることでオーナー様の手間をかけることなく運用に取り組んでいただけることが出来ます。
管理会社選びは運用を進めていく上で重要なポイントの一つになりますので、少しでも手間を省きたい方は、その会社に委託できる業務内容を確認してみてください。