こちらの記事をお読みの独身女性の中で、保険の加入を検討しているものの、どのように保険を選んだらいいのかと悩まれている方も多いのではないでしょうか。
日本の保険種類は1,000種類近くあると言われていて、その中でご自身に合った保険を選ぶのはなかなか至難の業と言えるでしょう。
そこで今回は、保険を選ぶ際に独身女性だからこそ必要な保障、失敗しない保険の選び方などについて書いていきますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
1、保険の仕組みを把握する
まず最初に保険の仕組みについて把握しておきましょう。生命保険には大きく下記4つのカテゴリが分けられます。
- (1)死亡保険
- (2)がん保険
- (3)医療保険
- (4)就業不能保険
では、それぞれについてみてみましょう。
(1)死亡保険
死亡保険は言葉の通りに「死亡」に備える保険です。
死亡に備える保険は大きく分けて「終身」と「定期」の2つがあります。
①終身保険
「終身」は保障が一生涯ありますので、満期を迎えて保障が無くなってしまう心配はありません。
また、契約数年後には解約返戻金が払込保険料を越えるものもあります。死亡保障としてももちろんですが、「貯蓄と考えて」この保険に加入されている女性も多くいます。
②定期保険
「定期」は選択した保険期間が決まっているため、保障が一生涯ではありませんが、その分安い保険料で保障を買う事ができます。
「定期」には、保険金額が保険期間中一定のものや、加入当初が一番高く、だんだんと減っていくタイプもあります。
(2)がん保険
がん保険はがんの保障に特化した保険です。
多くの場合には、がんと診断された時の一時金、その後の入院や手術、放射線治療や抗がん剤治療などの通院時に給付金が支払われます。診断時や通院時の、給付金の支払い要件は各社異なってきますので、しっかりと確認しましょう。
(3)医療保険
医療保険はがんだけでなく、その他の病気やケガにも備えられる保険です。
入院や手術、先進医療、通院など、商品によってカバーできる範囲は異なってきます。最近の医療保険では、がん・心疾患・脳血管疾患などの三大疾病の一時金も付けられます。
「がんだけでなく、出産や女性特有の病気にも備えたい。でも、医療保険とがん保険の2つに入る保険料は払えない」・・・なんてお客様には、三大疾病の特約が人気です。
なお、「三大疾病」と言っても、範囲が商品によって異なりますので、しっかりと確認しましょう。
(4)就業不能保険
就業不能保険は働けない状況になってしまった時に備える保険です。
昨今の短期入院の事情も考えると「入院はしていないが、自宅療養で働けない」という状況も考えられます。商品によって、具体的にどのような状況になったら給付金の対象になるか商品によって異なりますので、しっかりと確認しましょう。
2、女性保険の選び方は?男性との違いは?
一般的には保険は万が一の時に備えるために加入するものであって、万が一ご自身が亡くなった時に備えて死亡保険に加入したり、万が一がんになった時に備えてがん保険や医療保険に加入したりします。
つまり、ご自身に必要な保障に合わせて保険を選ぶことが重要です。
ここまでに記載した保障の他に、女性の場合は女性特有の病気に手厚い保険に加入されるケースも多いです。
例えば、乳がん、子宮頸がんなどと言った病気になった時に、給付金が上乗せされるがん保険や医療保険に加入される方も多くいらっしゃいます。「女性特有の病気なら上乗せ」という認識でも、どの疾病が対象になるのかが各社によって違いがあります。
また、出産時の異常分娩時に給付対象となる保険も多く存在しますので、ご妊娠前に医療保険を検討される女性も多くいます。
3、独身女性ならではの保険は?抑えておきたいポイントは?
では、独身女性にはどのような保障が必要でしょうか。大きく下記のポイントを抑えておきましょう。
保険にできる事は大きく分けてこの4つです。
- ➀死亡時に備える「死亡保険」
- ②障害や介護に備える「就業不能保険 」
- ③入院や手術に備える「医療保険」「がん保険」
- ④資産形成をする「ドル建て終身保険」
この4つから、ご自身に必要と考えられる番号をピックアップしましょう。
それができたら、どのくらい必要なのかを深掘りしていきます。
商品には各社特徴がありますので、必要な保障ごとにそれぞれ各社の商品をしっかりと比較した上で、ご自身にあった商品を選択することが重要です。
4、失敗しない保険の選び方
数多くある保険商品がある中で、失敗しない保険の選び方をご紹介しますので、ぜひ覚えておきましょう。
(1)ご自身に必要な保障を明確にする
必要な保障に対して、必要な分だけの保険金・給付金額を設定しましょう。
(2)商品の仕組みについて理解する
保険料がいくらで、何年間支払うのか、返戻金あるのかどうかなど、ご自身に合った仕組みを選択しましょう。
(3)必要最低限の特約をつける
この保険料なら一応付けておこうか・・・と、あれもこれもと付けたくなってしまいがちですが、特約の内容をしっかりと確認して、必要な特約だけを選択しましょう。
(4)支払う保険料のシミュレーションをする
現時点の支払い能力ではなく、将来結婚して育休により収入が減るもしくはなくなることも想定しましょう。新たに加入する時に年齢が上がっていれば、保険料も上がってしまうケースもあります。
(5)信頼できる担当者を見つける
ご自身で必要な保障やその額を考える事はなかなか難しいことだと思います。
一緒に考え、何かあった時には助けてくれる、永くサポートしてくれる担当者を見つけましょう。