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日本人にとって保険は非常に身近な金融商品ではないでしょうか。 

様々な経緯や理由で保険に加入をされていると思いますが、その中に「銀行より利率が良い」など「貯蓄」を目的に加入されている方も少なくないでしょう。

今回は、若いうちから将来の老後生活などに備えて、貯蓄を目的に保険に加入したIさまからの見直しご相談です。 

1、現在、加入している保険内容

新社会人の中で、職場の先輩から勧められてとりあえず保険に加入したケースが非常に多いです。 

Iさまもまさにそのうちの一人です。現在勤め先の共済保険に加入していました。 

社会人になり、右も左もわからないまま、とりあえず入ったものの、内容は全く覚えていないとことでしたので、保険の内容確認から一緒にしていきました。

現在加入中の内容を確認したところ、下記保障のみの保険でした。 

  • 死亡保障(掛け捨て)2,000円/月

2、お客様の属性

Iさまは現在公務員をされております。

  • 年齢:23
  • ご年収:420万円
  • 保険に加入する目的:将来に向けて資産形成していくのとともに、自分に万が一なことが起こっても身近な家族に迷惑をかけないように保障を持ちたい

3、お客様の相談内容

今回は将来のお金の不安を解消するために、貯蓄を目的での保険を考えているとのことでした。若いというのもあり、保障に対してニーズはそれほど強くはありませんでした。

そのご要望に対して、まずは資産を作っていくうえで大崩れしない方法をお伝えし、今後の人生のリスクについても話をさせていただきました。

そして、不安な将来に具体的にいくらかかるのか、目的をはっきりさせていく作業していきました。 

4、提案内容

まず、現在加入中の死亡保険の内容を確認しました。

現在加入中の保険は亡くなった時、高度障害になった時に1,200万円が給付されるものになっておりました。55歳の満期で、保障も満期と同時に終わる商品です。

Iさまは老後資金の貯蓄を目的に保険に加入したにもかかわらず、今加入している商品はその目的を達成できないこと一目瞭然でした。 

そこでIさまにより詳しくヒアリングをさせていただき、下記のような提案をさせていただきました。 

  • (1)終身保険(積み立て):約16,000/
  • (2)医療保険(掛け捨て):約1,800/
  • (3)収入保障保険(掛け捨て):約3,600/

(1)終身保険について

「人生100年時代」と言われる中で、今の日本で65歳以前になくなる方可能性は非常に低いと言えるでしょう。 

従って、加入中の保障期間が55歳までしか保障つかない保険商品から、終身で保障を持つ商品への切り替えを提案しました。

しかし、保険はやはり「保障」という位置づけなので、Iさまは将来のお金を作りたいという目的に対しては、こちらの商品は保障を持ちつつ老後資金を作っていくことを説明しました。 

なお、Iさまはまだ若く保障に対してもあまり危惧をしていないが、死亡保障に三疾病の保障を付けることによりなってもならなくても無駄にならないようなプランにしました。 

また、こちらの生命保険商品はドル建ての商品です。「円」だけではなく、為替リスク対策として、ドル資産も資産の一部に組み込むことにより、円安対策をしつつ貯蓄できるからです。

(2)医療保険について

Iさまは現在加入されておらず今までは健康で過ごしてきたものの、職場の先輩などを見て、いつどうなるかわからないとの心配があったので、提案させていただきました。

内容としては、今後の医療の発展に伴い入院が短期化していき、尚且つ高齢化が進む中病院数が増えない現状を考え、短期入院に備えた日額の給付金を抑えつつ、一時金を手厚くする設計にしました。

(3)収入保障について

資産を増やしていくことに重点を置きたいとの意向から、働けなくなる可能性は低いとは言え、万が一なった時に備えて周りの家族に迷惑がかけず、資産形成に支障をきたさないように、障害と介護状態になり働けなくなった場合のみの收入保障で設計しました。 

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湯藤 善行(ゆとう よしゆき)

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十余年の不動産業界在籍の経験に加え、10,000戸以上のマンション開発を通して得た経験と、徹底したリサーチによるデータから導き出された確実性の高い資産形成を提案しています。

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■ 所属会社
株式会社サークフルエステート
■ 担当エリア
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■ 担当分野
国内不動産投資

これまで22年間の業界経験と現地視察を生かし正確な分析とわかりやすい解説を心がけています。

担当者からの一言

今回のIさまのご相談を紹介させていただきましたが、参考になりましたでしょうか。 

Iさまは保険で貯蓄をしていきたい理由が「銀行より利率が良い」などの貯蓄目的でしたが、お客様のお金のニーズは多岐にわたり、金商品にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

それぞれの特徴を生かし、又は自身のニーズに合った金融商品を選ぶことで将来は大きく変わります

貯蓄目的で保険に加入されている方、加入を検討している方いらっしゃいましたら一度ご相談ください。

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