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「フィリピン在住の日本人ですが、フィリピン在住者でも可能な海外投資が知りたいです。また、何か制限があれば事前に知っておきたいです。」

というお問合せを当サイトより頂いたフィリピン在住のUさん。 

今回は、フィリピン在住のUさんが海外積立投資(変額プラン)をされた相談実例をご紹介します。

なぜ、Uさんは数ある投資の中から海外積立投資(変額プラン)を選んだのか?その理由についても合わせて解説しますので、特に海外在住の日本人で海外積立投資(変額プラン)に興味がある方や検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。

1、メールでのやり取り

今回のUさんのケースは、お問合せからご契約手続きまで全てメールで完結しました。

当サイトにUさんより上記のお問い合わせに対してメールにてご連絡し、その後もメールのやり取りがいくつか続きました。

Uさんに送ったメールを一部抜粋。

「フィリピン在住でも海外つみたて投資は可能です。ただ、免許証など日本の住所証明がない場合はフィリピンの住所証明(公共料金明細書、住民票にあたるものなど)が必要となります。また、オフショア投資に関してですが具体的な投資額(一括か積立か)、投資目的や投資予定年数を教えていただければより詳しいアドバイスが出来ます。」

その後、Uさんから

  • 投資予定年数:15年以上
  • 投資目的:資産分散(9割が日本とフィリピンの普通預金、債券や株など)

一括投資と積み立て商品のそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。今は一括投資は米ドルでのレートがかなり上がっているので、積立投資でまずは検討したいとなりました。

実は、為替レートがUSD1105円以下くらいであれば、一括投資でやりたかったようです。

そこでUさんには海外積立投資の2プラン(変額プラン、元本確保型プラン)を提案しました。

2、お客様属性

今回ご相談頂いたUさんの属性は下記となります。

  • 年齢:44
  • ご年収:約600万円(日本円換算)
  • 職業:IT系のフリーランス
  • 投資目的:資産分散(9割が日本とフィリピンの普通預金、債券や株など)。

3、お客様の相談内容

Uさんとその後もメールでのやり取りが続き、以下の質問をいただき回答しました。お客様からよく聞かれる質問になりますので、ここでいくつかピックアップしました。

(1)手続き上必要なもの一覧は?

  • 身分証明書(パスポート)
  • 住所証明(免許証、現地での住民票や公共料金明細書など)

フィリピン在住の場合は、居住地の納税者番号が必要(マイナンバーの代わりとして)になります。

(2)変額プランは元本保証ではないようですが、いままでに15年以上の投資で元本割れが発生したことがあるのか?

過去の運用実績に関して、資料を添付しましたが過去22年間積立された方の実績ですと、元本割れどころか元本に対して300%以上の大きなリターンが出ております。

ただ、ファンドの運用次第ですので今後の15年間で元本割れしないとは明言できません。

どの投資でも言えることですが、長期であればあるほどリスクは軽減されていきます。

(3)ボーナスインセンティブの条件とは?

プランと積立額、年数によって変わります。

(4)最初に投資期間を決めないといけないのか?(例えば、20年予定を15年に変更とかできるか)

はい、年数によって利回りなどが異なりますので、最初に決めてもらう必要があります。

なお、年数自体は変更できかねますが、例えば20年予定で15年経過後に積立停止などして、その後5年年数を経過させることはできます。

(5)よく海外投資難民という言葉を聞きますが、万が一IFA(運用会社)が倒産等した場合のサポート体制は?(IFAが万が一倒産もしくは連絡が取れなくなった際の連絡先ややるべきことなど)

当協会はIFA6社と提携しておりますので、万が一な時は他のIFAに移管を推奨することもできます。

しかし、IFAとしてそういったリスクが低い会社をあらかじめ選定しております。

(6)住所変更、居住国が変わった際などのサポートは?

基本的には、こちらにご連絡いただければ書類でのサポートなどいたします。郵送不要でPDF等でやり取りが可能。

もし、私と連絡取れない場合でも提携しているIFAに直接ご連絡いただいてもサポートは可能です。(日本人スタッフもしくは日本語ができるスタッフも常駐しております)

(7)受け取りは口座振り込みでしょうか? 居住国によっては海外送金手数料がかかってしまうのか?

原則海外送金となります。受け取る国や銀行によって手数料は変わってきます。

日本での受け取りであれば送金手数料は1回につき5,00010,000円ぐらいだと認識しております。そこから、為替手数料が発生します。

(8)フィリピンペソ、もしくはUSDでの受け取りも可能なのか?

USDで受け取り可能です。ペソに関しては現地の銀行口座で受け取り可能だと思いますが、投資の通貨がUSDですと為替手数料が差し引かれてペソで着金されます。

為替手数料は銀行により異なりますので、気になるようでしたら予めフィリピンの銀行でご確認ください。

と明確に回答しましたところ、オンライン面談しなくてもメールでクリアになったそうです。

4、私の提案内容

今は為替が円安局面ということもあり、海外積立投資2プランを提案しました。

■変額プラン

  • 月額投資額:USD280〜(約5万円〜)
  • 投資期間:1025年(1年ごとに設定が可能。最初に決める必要がある)
  • 想定リターン:610/年(海外の運用会社が運用する)
  • 運用先:250種類以上のファンドから最大10本まで投資が可能(スイッチング手数料なし)

■元本確保型プラン

・ 月額投資額:USD200〜(約2.5万円)/

  • 投資期間:15or20
  • 投資先:SP500 Index
  • 満期時:15年満期時は元本に対して140%最低保証。20年満期時は元本に対して160%最低保証(いずれも諸条件あり)

更に投資期間中にSP500 Indexの実質リターンが140%、もしくは160%以上を超えればその分も受け取れます。

Uさんは元本確保型プランよりもリターン重視がいいということで「変額プラン」が合っているのではないかとお伝えしました。 

(1)変額プランのメリット 

  • ファンドの運用次第で大きなリターンが期待できる(年想定利回り610%)
  • 250本以上のファンドの中から、海外の運用会社がマーケット情勢を考慮して運用(ご自身で運用しなくてもいい)
  • 毎月の積立投資なので、誤ったタイミングで投資リスクを排除できる(ドルコスト平均法)

(2)変額プランのデメリット

  • ファンドの運用次第で将来の受取額が変わる(価格変動リスクがある)
  • 為替リスクがある(毎月の積立額、満期時の受取額はUSDの為)
  • 中途解約の場合は解約手数料がかかり、積立停止の場合も手数料比率が上がること注意が必要

 それぞれのメリットデメリットをお伝えした上で、変額プランで毎月USD320(約4万円)15年プランを開始したいとなりました。

なお、変額プランについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参照にしてみてください。

老後資産形成として人気の海外積立投資(変額プラン)|押さえておくべき5つのこと

担当者からの一言

最後までお読みいただきありがとうございます。フィリピン在住Uさんが海外積立投資「元変額プラン」を選んだ理由などについて相談実例として解説させていただきました。 

特に、海外積立投資を検討される場合は

  • 1社ではなく複数社で検討(日本居住者が加入できる会社はいくつかある)する
  • 変額プランと元本確保型プランがあり、双方のメリットデメリットをしっかり把握する
  • クライアントの退職年齢等に合わせた積立年数を考慮する
  • 積立投資はとにかく無理せずにできるだけ長期で投資することが大事(ドルコスト平均法と複利効果)

それらを踏まえた上でお客様にはできるだけわかりやすく、ニーズに合わせてご納得いただけるような提案を心がけております。

保険もそうですが、投資も誰から話を聞くか相談するかで大きく変わってきますので、海外投資に関しては経験豊富なに相談して頂き、明るい将来への資産形成を一緒にしていきましょう。

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