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一般的に生命保険は20年、30年と長い期間をかけて払い込む場合がほとんどです。

その間に家族が増えたり、仕事の関係で給料が下がったりなど、思わぬことから保険料の支払いが家計の負担となるケースもあるかもしれません。 

だからと言って、生命保険は簡単に解約手続きができるものの、すぐに解約をしても大丈夫でしょうか。生命保険を解約するデメリットとはなにか、損しないために事前に把握しておきたいものです。 

そこで今回はこちらの記事では、生命保険を解約するデメリット、解約する際に気を付けておくべきポイントや、対処法について説明していきます。これから生命保険の解約を検討されている方はぜひ最後までお読みください。

1、生命保険を解約する時に知っておくべきデメリット

生命保険加入時にはよく考えてベストな保険を選んだとしても、その後家庭や仕事など、身の回りの環境の変化によって収支のバランスが変わったり、場合によって解約を検討されるケースもあるでしょう。 

生命保険の解約自体は簡単にできますが、損しないためには実際に解約となった場合のデメリットをおさえておきましょう。 

主に挙げられるデメリットは下記の4つになります。 

  • 解約返戻金が元本割れする可能性がある
  • 現在の健康状態によって新たに生命保険に加入できない場合がある
  • 新しい保険の方が保険料が高くなる可能性がある
  • 保障がなくなる

では、順番に見ていきましょう。 

2、解約返戻金が元本割れする可能性がある

保険には「積立」と「掛け捨て」と大きく分けて二つの種類の保険に分かれております。

「掛け捨て」保険は貯蓄の機能がないため、いつ解約をしても戻ってくるお金がないため、元本割れを気にする必要はないです。

一方、「積立」保険に関しては、基本的には払込期間が完了する前に解約すると払いこんだ金額よりも戻ってくるお金が少なくなってしまいます。

つまり、積立保険を中途解約をする場合は、基本的には元本割れすると認識しておくといいでしょう。  

3、現在の健康状態によって新たに生命保険に加入できない場合がある

生命保険は若くて、健康なほど加入に有利な金融商品です。 

逆に健康状態に少しでも問題がある場合、加入するのにあたり条件が付いてしまったり、場合によっては加入する自体が難しいこともあります。 

新しい保険の加入ができるかどうかの確認の前に、先に加入中の契約を解約してしまうと、無保険になる可能性もあります。そのため、必ず新しい保険が成立してからの解約を検討するようにしてください。 

4、新しい保険の保険料が高くなる可能性がある

先に述べさせてもらった通り、保険は若くて健康な人ほど有利な金融商品です。

生命保険の保険料は若ければ若いほど安くなっていて、基本的には年齢を重ねるほど保険料は上がっていきます。 

新しく保険を乗り換える際には、その時の年齢で保険料が決まります。既契約より高くなっているケースもありますので、しっかりと比較をしたうえで解約を検討するようにしましょう。 

5、保障がなくなる

生命保険に加入する最も大きなメリットは、万が一な時に備えて保障を得ることです。

解約をしてしまうと、その保障も全てなくなることになります。 

一旦解約してのちに余裕ができてから、再度加入すればいいと考えている方もいらっしゃるでしょう。 

上記にも書いたように、再び加入する際には健康状態などから加入ができない可能性もゼロではありません。 

つまり、一回解約してしまうと将来的に加入できなくなることも、一つのリスクとして認識した上で検討する必要があります。 

6、解約の他に検討したい対処方法

では、どうしてもやむを得ず解約を検討する際に、解約以外で他にできる対処法はないのでしょうか?

下記にてその対処法についてご説明します。 

(1)払い済みにする

まず考えられるのは「払い済みにする」ことです。 

払い済みとは、今まで払い込んだ保険料を保障としてそのまま持つ続けることができることです。つまり、払い済みにすることによって支払った保険料を無駄にすることはありません。

しかしながら、払い込んだ金額や期間によっては「払い済み」ができないこともあるので、注意が必要です。 

(2)保障内容を見直して保険料を安く抑える

次に考えられるのは、「保障内容を見直して保険料を抑える」方法です。 

場合によっては、国からの保障などを加味すると、保険金額を減額することもできるかもしれません。

新しく加入し直す必要性などもなく、保障を持ち続けることもでき、今まで払い込んだ保険料を無駄にすることはありません。

また、保険の種類を積み立て型から掛け捨て型に変えるなどすることにより、保険料を抑えながら同じ保証額を持つことも可能です。 

(3)どうしても解約する場合は「無保険期間」を作らない

上記に述べた2つに該当せずに解約を選択した際に、一番気を付けなければならないのは「無保険期間」を作らないことです。 

仮に新しく入るからと言って先に解約をしてしまうと、万が一新しい契約が不成立だった場合、無保険になってしまい保障が無くなってしまいます。 

従って、必ず新しい契約が成立してから既契約の解約をするようにしてください。 

損しない生命保険の選び方は詳しく下記の記事を参照にしてみてください。

生命保険の損しない選び方とは?保険代理店のプロが教える8つのこと

7、専門家に相談してベストな方法を選択する

生命保険はライフスタイルの変更によって、必要になる保障は変わってきます。従って、そのタイミングで見直すことによって、最も適切なプランと言えます。 

今加入している保険は本当に自分に合っているのか、保障が多すぎじゃないかなど不安に感じている方は、いきなり解約を検討するのではなく、ぜひ一度我々専門家に相談してみてください。

お話を伺わせていただき、現在加入している保険商品の見直しをさせて頂きます。

見直しをすることによって、保険料を支払いすぎている方に保険料の見直し、またその払いすぎた保険を他の金融商品に投資することによって、保障を得ながら将来に向けての資産形成することもできます

今の生命保険に不安を感じている方、解約を検討されている方は、ぜひ一度専門家に相談することをオススメします。 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は生命保険を解約する際の注意点について書かせていただきました。

生命保険で一番大切なのは、加入時に将来起こりえる様々な状況を考えたうえで加入をし、解約をしないのが一番です。 

とはいえ、日本には約40社の保険会社と簡単に分けても1,000種類あると言われている保険商品がありますので、ご自身で判断するにはとても大変かと思います。

ご自身で判断せずに、ぜひ我々専門家に相談してみましょう。

カテゴリー: 国内保険生命保険
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