- 「生命保険の月々の保険料を安くできたらな…。」
- 「今年で生命保険も更新か…こんなに値段上がるの?」
このように生命保険の保険料を安くしたいという方、非常に多いのではないでしょうか。
家計の節約をするとなると、電気やガス、水道、携帯代などの「固定費」から見直すのが一般的です。
その固定費の中には割合を大きく占めている「生命保険の保険料」も見直し対象となっていて、契約時の証券や設計書を見れば見るほど
- 「この保障内容に対してこの保険料金は本当に妥当なの…?」
- 「この保険って私に必要なんだっけ…?」
- 「そもそも保険の内容がよくわからないぞ…難しいな…」
そう思われたことがある方も多いのではないでしょうか?
日本人は世界に比べて金融に対する知識や考え方が、非常に遅れていると言われています。
それは何故でしょうか。
答えはシンプルに「金融知識を学ぶ機会が無かったから」です。
また保険への加入の際に、
- 「とりあえず安い保険でお願いします」
- 「最近広告でよく見かけるし、これでいいかな」
と、あまり保険内容を詳しく確認せずに加入しているので、将来的な失敗に繋がり易く、かつ、見直しをした際に内容や金額が劇的に変わる可能性も非常に高くなります。
生命保険は若くて健康な方が有利に契約することができる金融商品です。
- 「書類を探すのが面倒だし…」
- 「難しそうだし…」
といった理由で後回しにせず、今回この記事を読んだ機に、一度内容を見直してみませんか?
目次
1、今現状の加入状況を確認する
保険に加入されていて、その保険の見直しをしたいという方に、私はよく
「内容を今、この場で教えていただけませんか?」
と、質問をさせていただくのですが、正直ほとんどの方が答えることができていません。
- 「保険の見直しをしたい」
- 「保険料を安くしたい」
という目的(ゴール)があるのにも関わらず、実際のところみなさんはご自身が加入されている保険について何も知らないのです。
簡単な例を挙げますと、
「ここから北海道に行きたい!」
という目的(ゴール)があるのに
「では、あなたは今どこにいるの?」
という質問に対して
「わかりません。」
と言っているようなものです。
まずは見直しをする前に、自分自身の立ち位置を明確にしましょう。これが最初のステップです。
2、保障内容を確認する
日本には今現在、約40社の保険会社があり、保険の種類も
- 医療保険
- 終身保険
- がん保険
- 収入保障保険
- 年金保険
など1000種類以上の保険があります。もちろんそれぞれの内容が異なってくるため、保障の内容を確認する必要があります。
では、具体的には何を確認すればいいのでしょうか?
ここでご自身が加入している保険について確認するポイントは3つあります。
(1)保険金額
一つ目は「保険金額」です。
すなわち、お客様自身の立ち位置を明確にしたうえで、「いくらの保障が必要なのか」を確認することです。
- 500万円なのか1,000万円なのか
- 毎月10万円必要なのか20万円なのか
これは収入や家族状況、職業に貯金額など、様々な要因で変化していきます。
(2)払込期間
二つ目は「払込期間」です。
これは「保険料をいつまで払い続けるのか」を確認することです。
- 定年退職時までにするのか、それ以前なのか
- もしくは終身で払い続けるのか
ここに関しましては、お客様の理想や保険の内容によっても大きく変わっていきます。
(3)保障期間
三つめは「保障期間」です。
これはすなわち、「いつまで保障を持つのか」を確認することです。
払込期間と同じく、
- 定年退職時なのかそれ以前なのか
- 終身で備えるのか
- お子様の自立までなのか
保障期間はご自身のライフスタイルなどによって異なりますので、一概には言えませんし、正解もありません。
お客様の理想とするライフプランによって大きく変わっていきます。
3、安い医療保険にしたい!医療保険を安くするには?
医療技術の進化によって、実は医療保険は安い掛け捨てプランで十分な保障を得られる商品が増えてきています。
それに、国の国民保険、社会保険などに加入していれば、国の医療制度かなりの範囲でカバーできますので、医療保険を検討する前にまず国の医療制度について把握しておくといいでしょう。
少し前に医療保険に加入していた方は、今では同じ保障内容でもっと安い保険料で加入できる可能性もありますので、ぜひ一度見直しをしてみてください。
医療保険の選び方などについて詳しくしは下記記事を参照にしてみてください。
4、生命保険を安くするには?
生命保険の保険料が高いという話しをよく耳にします。そのときに見直しのアドバイスとして
- 保障内容を明確にする
- 必要な保障額を把握する
- 保険料と生活費のバランス
- 保障期間を決める
- 加入方法を見直す
などをさせて頂いています。
まずは現状の保障内容を明確に把握してから、初めて見直しの土台になります。保険は保障内容に比例して保険料を決められていますから、安くすることによって単純に保障が減ることになりますから、万が一なときに本来必要な保障が得られないという事態にならないよう、上記ポイントを基準に見直しをしてみてください。
生命保険の選び方などについて詳しくしは下記記事を参照にしてみてください。
5、安くしたらきちんとした保障が得られるか?
保険業界で起こっている問題がまさにここです。
例えば、歯医者さんに診察に行った時の費用が3,000円かかったときに、この費用が高いのか安いのか、判断することはできますか?
結論から言うと、おそらくほとんどの方はできないと思います。なぜならば、「判断基準が無い」からです。
- この診察に対してであれば幾ら
- これであれば幾ら
という、判断基準をそもそも持ち合わせていないため、高いのか安いのかを判断することができません。すなわち「知識が無い」ということです。
専門知識がない中で判断することができないのは仕方がありません。従って、われわれ金融のプロに素直に頼ってみてください。
保険料は安ければいいという問題ではありません。