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コロナウイルスの蔓延に伴い、日本の失業者数が250万人を超えたと報道されましたが、それと同時に、税収の減りから増税が見込まれるとの報道もあり、いよいよ全世界で不況の波が襲ってきている今日この頃です。

そんな中、収入が減ったことによって、保険を見直し、保険料をおさえたいと考えている方も増えているのではないでしょうか。

ただ、保険料にばかり目がいってしまい、間違えた見直しをしたことによって、本来必要となる保障が足りなくなり、保険に加入するそもそもの目的が達成できなかったという落し穴に落ちてしまう方もいらっしゃいます。

そこで今回は、日頃から数多くの方に保険の提案させて頂いているが、保険のプロとして生命保険を見直す際の注意点についてまとめさせていただきました。これから保険の見直しを検討されている方、保険の見直しで失敗したくない方、ぜひ最後までお読みください。 

1、生命保険を見直す際に注意すべき4つのポイント 

生命保険を見直す際のポイントは大きく下記の4つが挙げられます。

  • 加入している生命保険の現状について把握する
  • 生命保険を見直す目的を明確にする
  • 簡単に解約をしない
  • 専門家に相談する 

それぞれについて解説していきます。 

2、加入している生命保険の現状について把握する 

こちらは生命保険に限った話ではありませんが、まずはきちんと、お客様自身で加入している生命保険の内容と金額、保障範囲等をきちんと把握することが重要になります。 

毎月1万円の保険料だしそこまで気にしなくても 

とお考えの方にお会いすることが多々あるのですが、

  • 1年間:12万円
  • 30年間:360万円

の買い物をしていることになります。

いかがでしょうか? 

内容の分からないものに360万円のお金を、普段から何気なく出されていらっしゃる方はそう多くないはずです。 

つまり、 

  • 保障範囲はどこまで
  • 保険金はいくら
  • 入院した時の一時金はいくらもらえる
  • 特約の内容は何か 

など、まずはきちんとご加入中の生命保険の内容を把握することが大切です。商品の内容について把握することができれば、 

  • 保障がきちんと構えられているのか
  • 無駄な保険料を払っていないか 

などについて検討することができます。

3、なぜ生命保険を見直すのか、目的を明確にする

次のステップとして、生命保険を見直す目的を明確にしていきます。多くの場合、下記4つに該当するかと思いますので、それぞれについて説明していきます。 

(1)保険料を安くしたい

こちらは最も多くの方から寄せられるご相談になります。

この場合はまず、現在ご加入中の生命保険の保険料を確認し、次のステップとして毎月の収入と支出を確認します。そこからきちんと毎月の余剰金額を出した上で、現在の生命保険の保険料が、その余剰金額内で収まっているのか、はたまた超えているのか。ここが判断のポイントになります。

というのも、保障や貯蓄をするに当たって、必ずお金を投下していくことになりますが、それが原因で目先の生活がつまらなくなる、もしくは困窮することは本末転倒な話です。 

きちんと余剰金を明確にした上で、保険料の判断をしていきましょう。 

(2)保障内容を見直したい

保障の内容は、お客様のご年齢や性別、年収など、それぞれ多岐にわたり分かれてくる分野ではありますが、重複や不足などのありのままの現状を確認していく必要があります。

(3)保障を増やしたい

ここも上記と同じで、過不足をきちんと確認した上で、どの保障をどれくらいの幅で増やすのか、きちんと判断していくことが必要になります。 

(4)生命保険自体を解約したい

生命保険の解約は、全体を見直された上での最終的な手段になるかと思いますが、余剰金に対し、大幅に高い保険料を払っている場合や、保障範囲が重複している場合など、きちんと必要か不必要かの判断をされた後に解約されることをお勧め致します。 

生命保険は金融商品の中でも唯一、「若くて健康な方が、有利な条件で加入できる金融商品」となります。そのため、解約をした後に、

やっぱり改めて加入しよう… 

となってしまった場合、毎月の保険料も、総額で払っていく保険料もそれぞれ高くなってしまいます。 

また最悪の場合、保障範囲の制限や、保険料の割り増しなど、特別上限が付与される場合もあります。 

すぐに保険を解約するのではなく、解約をされる前に、「払い済み」や「減額」を視野に改めて検討されることが大切です。

解約について詳しい知りたい方は、下記の記事を参照にしてみてください。

基本生命保険を解約すると「損」?損しないためのタイミングは?

4、簡単に解約をしない

生命保険を解約すること自体は簡単にできますが、その前にきちんと確認をされなかった場合、解約したことで大きな損をしてしまうこともあります。

そうならないよう、下記のポイントをおさえておきましょう。 

(1)現在の自分の健康状態を把握する

解約をされる際に、直近での入院や手術、投薬等がある場合、新規での生命保険の契約を交わすことができない場合があります。

そのため、解約の前にお客様自身の健康状態を今一度確認してください。 

(2)無保険期間を作らない

生命保険を解約される後に、新規でより保険料の安い、もしくは保障範囲の広い保険へ加入されることが多いと思いますが、無保険期間を設けないことが最も重要になります。

解約をして新規で契約するのではなく、新規での契約が成立し次第、解約の流れに移っていきます。解約を先に行った場合、保障を持たない無保険期間を設けることになりますので、危険性が極端に高くなります。

無保険期間中に病気や怪我をしてしまった場合、今後生涯に渡って生命保険へ加入できなくなる可能性もありますのでご注意ください。 

5、専門家に相談する

やはり、お金の担当をされているコンサルタントへご相談されることが、より正確で適切なアドバイスに繋がるかと思います。
生命保険を見直す際に様々な選択肢の中から、専門家ならではのアドバイスをいただける可能性があります。

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鈴木 優平(すずき ゆうへい)

■ 所属会社
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お金のパーソナルトレーナーとして、1,000件以上の家計をコンサルした経験を活かし、お客様の希望する未来に寄り添ったライフデザインをさせて頂いています。

湯藤 善行(ゆとう よしゆき)

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5年間カンボジアに居住し、実際に自分も現地不動産を投資しています。現地法人を所有し、いち早く現地の情報をキャッチし、海外不動産投資初心者でも安心できる最適な提案をさせて頂きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

必ずしも解約がより良い選択とは限りません。様々な選択肢の中からより良い選択ができるよう、生命保険以外の金融商品も併せて、幅広く提案ができるコンサルタントへぜひご相談されてみてください。

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