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少しずつ終身雇用制度がなくなりつつの日本、今まで安泰だったサラリーマンは、これからは不安に感じている方も多いでしょう。

今回のコロナでは、減給、職まで失った方も少ない。誰でも知っているディズニーの運営会社である株式オリエンタルから始め、大手企業の早期退職がどんどん進んでいます。そんな中でサラリーマンを辞めて、不動産投資にて不動産賃貸業を目標としている方もいらっしゃると思います。

では、不動産投資で生活ができるのか、不動産投資のメリットだけではなく、意外な落とし穴についても知っておく必要があります。

ここではサラリーマンを辞めたいと思う背景や、不動産投資のメリット、老後にどのぐらいの資金があればゆとりがある生活を送ることができるかといったことや、不動産投資の意外な落とし穴について解説していきます。

ぜひ最後までお付き合いいただき、サラリーマンを辞めて不動産経営だけで生活できるという夢をかなえる際の参考にされてください。

1、サラリーマンを辞めたい背景

サラリーマンを辞めたいと思う背景にはさまざまなものがありますが、大きく分けて2つの理由があります。その2つの理由について解説していきます。

(1)会社の業績、給料が不安定など将来への不安

現在の日本はコロナ禍の影響も相まって、「景気がいい」とは言えない状態になっています。このような状況の中で会社の業績や現在の自分の給与について考えた時に、不安を覚える方は非常に多いと思います。

転職しても同じ業界内であれば状況が大きく好転する可能性は低く、異業種に転職するにはさまざまな点でハードルが高いでしょう。このように会社や自分の将来について希望が持てないと感じることが、サラリーマンを辞めたいと感じることの背景の1つとなっています。

(2)アーリーリタイヤして第二の人生を楽しみたい

前述の背景よりも前向きな考えですが、サラリーマンをアーリーリタイヤして第二の人生を楽しみたいということも、サラリーマンを辞めたいと思うもう1つの背景です。

現代の日本では65歳で定年し、あとは年金で悠々自適な生活を…などという話は現実的ではありません。65歳を過ぎても、再雇用や非正規といった形で元の職場やそれ以外の職場で70歳程度まで働くことは一般的になりつつあります。

そのように働き詰めの一生を送ることなく、まだ若いうちに資産形成を行ってアーリーリタイヤし、体力があり感性が若いうちにさまざまな体験を行い第2の人生を楽しみたいと考える人が増えてきたことも、サラリーマンを辞めたいと思う背景となっています。

2、不動産投資ならではのメリット

不動産投資には、他の投資商品にはないメリットが多くあります。ここでは、不動産投資ならではのメリットについて解説していきます。

(1)他人資本でスタートできる

株式投資やFXでも資産形成することいいですが、このような投資商品に対して金融機関などから融資を受けることはできません。

その点不動産投資であれば、投資用の物件を購入する際に金融機関の融資を受けることができます。これを「他人資本」といいます。他人資本の導入により、少ない自己資金で大きな規模の投資を行うことができます。

(2)長期に渡り資産形成に適している投資商品である

不動産投資は、長い期間にわたって資産形成を行うことに向いている投資商品です。

不動産投資は毎月の利益は少なくても、長期に渡ってその利益を受け取り続けることができるという点が最大のメリットです。金融機関からの融資を返済し終わった後には、さらにリターンが大きくなる可能性が高くなります。そのため10年、20年といった長いスパンで資産形成を行うのに適した投資商品であるといえます。

(3)「団体信用生命保険」による生命保険代わりになる

不動産投資ローンの融資を受ける際には、ほとんどの場合団体信用生命保険に加入する必要があります。この団体信用生命保険とは、不動産投資ローンの借主に万が一のことがあった場合に、ローンの残債をゼロにしてくれるという保険です。

この団体信用生命保険に加入することで、遺族にローン残債がない収益物件を残すことができ、その後の家賃収入もしくは売却することで遺族の生活費に充てることができるため、生命保険の代わりとなります。

団体信用生命保険の仕組みなどについて、下記動画にて分かりやすく解説していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

(4)ほとんど手間がかからないことから自由時間ができる

不動産投資には、管理会社に管理を任せることができることからほとんど手間がかかりません。

株式投資やFXの場合、一日中値動きを気にしていないといけませんが、不動産投資ではそのような必要はありません。そのため、他のことをする時間的、気分的な余裕を持つことができ、自由時間を楽しむことができます。

不動産投資のメリットについて、下記動画にて解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

3、サラリーマンを辞めたら不動産投資で生活できるの?

サラリーマンを辞めるために不動産投資を始めたいと思っている方でも、サラリーマンを辞めて不動産投資だけで生活していけるか不安に思う方も多いと思います。

ここでは、年金や老後の生活に必要な資金について解説していきます。

(1)サラリーマンを辞めたらもらえる年金額は?

サラリーマンは国民年金と厚生年金に加入しているため、退職後は65歳から受け取ることができるようになります。この受け取ることができる一か月の年金の平均支給額は、男性が約166,000円、女性が約103,000円となっています。男女を合わせた平均支給額は約147,000円となります。

国民年金のみの場合の平均支給額は約55,000円となっています。20歳から60歳までの納付期間すべてを支払った場合にもらうことができる支給額は、約65,000円になります。

夫婦二人世帯の場合の一か月の受給額の平均は、約237,000円となっています。このうち税金などを差し引いた手取り金額は約206,000円となっています。

参考:平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 (mhlw.go.jp)

(2)老後生活で必要な金額は?

高齢夫婦無職世帯の消費支出の平均は、約240,000円となっています。高齢夫婦無職世帯の健康保険料などを支払った後の毎月の手取り金額は約206,000円となっているため、月に約34,000程度の赤字になる計算になります。

参考:家計調査報告(家計収支編)2019年(令和元年)平均結果の概要 (stat.go.jp)

(3)不動産投資でいくら収入が必要?

公的年金だけでは毎月の生活費を賄うことができない点は、前章で説明しました。その赤字分の約34,000円、年間にして約408,000円以上の収入を不動産投資で得ることで、ゆとりある老後を送ることができると考えられます。

なお、この試算は年金収入がある前提になりますので、その前にリタリアする場合は、毎月の生活費用から算出する必要があります。例えば、毎月40万円の生活費が必要な場合、不動産投資で月間40万円を得られる投資プランにする必要があります。

4、不動産投資で気をつけるべき落とし穴

不動産投資にはメリットが多くありますが、意外な落とし穴も潜んでいます。ここでは、その落とし穴について解説していきます。

(1)必ずしも安定した収入を得られる保障はない

不動産投資には空室リスクや災害リスクなどのリスクがあることや、修繕費用などの予期せぬ出費が必要になることもあるため、必ずしも毎月安定した収入を得ることができるという保証はありません。

(2)自己破産まで追い込まれる可能性がある

不動産投資を行う際に、さまざまなリスクは付き物です。このリスクを甘く見すぎていたり、質の悪い不動産業者のセールストークに乗せられて不動産投資を始めてしまったりした場合には、不動産投資ローンの返済が滞り最悪の場合には自己破産まで追い込まれる可能性があります。

(3)金利上昇による収入減の可能性がある

不動産投資のリスクの一つに、金利上昇リスクがあります。金利が上昇することで毎月の返済額が上がり、利回りが低くなってしまうことを言います。この金利上昇リスクにより、毎月の収入が減ってしまう可能性もあります。

不動産投資のリスクについて、詳しくこちらの記事をあわせてお読みください。

なお、下記の動画にも回避策合わせて解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

また、そもそも不動産投資に向いていない人もいます。特徴を下記動画にて解説していますので、該当するかどうかはぜひチェックしてみてください。

5、不動産投資で成功するコツ

不動産投資を行う際には、失敗を避けるためにコツを知っておくことが大切です。ここでは、不動産投資で成功するための4つのコツを解説していきます。

(1)サラリーマンのうちに基盤を作る

サラリーマンとして勤めているうちに、不動産投資を行う基盤を作っておきましょう。その基盤の中で最も重要なのは、金融機関からの融資です。

サラリーマンとして働き毎月定収入がある場合には、金融機関の融資の審査に通りやすいためです。サラリーマンを辞める前に必ずきちんと融資を受けておきましょう

(2)常に不動産投資の情報収集をする

不動産投資は、放っておいても勝手に利益を生み出すという訳ではありません。どのような方法で今後不動産投資を行えば良いか、メディアやセミナー、YouTubeなどを活用して情報の収集に励みましょう。

(3)信頼できる担当者を見つける

信頼できる不動産業者の担当者を見つけることも、不動産投資を成功させる上で非常に重要です。不動産投資を行う際には自分に合った投資プランを立てることが非常に重要ですが、信頼できる相性の良い担当者であれば的確なアドバイスをくれたり、質問にも正確かつ丁寧に答えてくれたりするでしょう。

(4)リスクの回避策をきちんと立てる

不動産投資の付き物であるさまざまなリスクの回避策をきちんと立てておきましょう。例えば、災害リスクに対しては火災保険や地震保険に加入しておく、金利上昇リスクに対しては繰り上げ返済を行い元金を減らしたり、固定金利で借り入れたりするなどの方法で、リスクを回避することができます。

不動産投資で失敗しないよう、初心者でも実践できるコツについて下記の記事にて分かりやすく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。

不動産投資で成功したい方必見!初心者でも実践できる6つのテクニック

2021年の業界の動向は下記動画にて解説していますので、これから不動産投資を検討されている方はぜひご覧ください。

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木宮 瑛子(きのみや えいこ)

■ 所属会社
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司法書士として、不動産の所有権・抵当権関係を登記、不動産投資での法人設立のお手伝いもさせて頂いています。

湯藤 善行(ゆとう よしゆき)

■ 所属会社
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十余年の不動産業界在籍の経験に加え、10,000戸以上のマンション開発を通して得た経験と、徹底したリサーチによるデータから導き出された確実性の高い資産形成を提案しています。

戸張 功士(とばり こうじ)

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19年間不動産投資業界に一筋です。3,000組を超える資産運用のコンサルティング経験を活かし、各ご家庭のマネー問題の解決に奔走しております!

まとめ

ここまで、サラリーマンを辞めて不動産投資で生活したいとお考えの方向けに、不動産投資ならではのメリットや、不動産投資でどれぐらいの収入があれば、ゆとりがある生活が送れるのか、不動産投資で気を付けるべき落とし穴と成功するコツについて記述してきました。

サラリーマンを辞める前に、しっかり不動産投資に関する情報を収集したり、金融機関から融資を受けたりしておくことが重要であるとお分かりいただけたと思います。

こちらで解説した内容を、サラリーマンを辞めるために始める不動産投資にお役立ていただければ幸いです。