- 「一括投資で200万円ほどありますが、何かいい投資先はありますか?」
そう私に連絡いただいたのは、現役の生命保険の営業マンAさん。
Aさんは生命保険業界で15年以上も活躍しているバリバリの保険営業マンですが、私のビジネスパートナーでもあります。
今回は、Aさんの奥様(以下、Kさん)がAさんから10年前に加入した国内生保の一時払い個人年金の満期が来たので、その資金をそのまま何か投資できないか?という相談実例をご紹介します。
なぜ、Kさんは国内ではなくオフショア固定金利プランを選んだのか?
国内の保険商品と比較しながらその理由を分かりやすく解説します。
まとまった資金で何か投資を検討されている方、利回りが高い投資商品にご興味がある方、海外の投資商品についてご興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
1、面談結果
私とAさんは10年前にとあるイベントでお会いしてから、その後も色々な会でお会いするようになり、Aさん自身も私と会う前から海外投資をされていて、ご自身の投資に関する相談をいただくようになりました。
まずは、AさんとKさんご夫婦と3名でオンライン面談をしました。
Kさんは、当然保険に関しては主人であるAさんにお任せしているが、その他の投資に関してはほとんどしてこなかったそうです。
今回の保険の満期も来たことを忘れていたぐらいでした。
国内保険のプロである主人のAさんから国内生保では正直良い商品はないということで、私に相談が来ました。
(1)国内生保の一時払い年金保険とオフショア固定金利プランの違い
Kさんに対してまず国内生保の一時払い年金保険と、オフショア固定金利プランの違いについて説明しました。
現在、外資系生保会社で販売されている、外貨建ての年金保険ですが正直全然増えません。なぜならば、「積立利率と言って保険会社はこの利率で運用しますよ」という数値が年0.5~0.7%程度です。また、ここから諸経費が差し引かれますので、10年投資しても為替がよっぽど円安に触れない限りはほとんど増えないことお伝えしました。
それに対して、海外投資ですと同じ外貨建て(米ドル)で一番ローリスクな固定金利プラン
- 5年満期:年2.25%
- 10年満期:年3.6%
も金利がつきます。この金利の違いは一目瞭然でした。
そこでオフショア固定金利について下記のように提案しました。
オフショア固定金利プラン(一括投資)
- 投資額:USD20,000(約220万円)
- 投資期間:10年
- 固定金利:年6%
2、お客様属性
今回ご相談頂いたKさんの属性は下記となります。
- 年齢:50歳
- ご年収:400万円
- 職業:派遣会社の事務職
- 投資目的:保険の満期がきたので、10年ぐらいで何か別の投資を探している
3、お客様の相談内容
Kさんのこれまでの投資経験やニーズを整理しますと
- 投資経験はほとんどない
- 10年ぐらいで投資を考えている
- リスクは抑えつつ退職に向けて確実に資産形成をしていきたい
上記の要望を踏まえて、私からは
- マーケット情勢などに左右されにくい投資
- ローリスクである程度はコントロールできる投資
がKさんにはあっているのではないかとお伝えしました。
4、私の提案内容
Kさんは投資自体ほとんど経験がないということで、一括投資の中で一番リスクの低いオフショア固定金利プランを提案しました。
- 最低投資額:USD10,000(約110万円)
- 投資期間:10年
- 投資先:債券(公社債、債務担保付き証券)・不動産など
- 満期時:年3.6%で10年間運用され、10年後にその金利分が受け取れる
(1)オフショア固定金利プランのメリット
- 運用期間中は金利が固定される(マーケットの影響を受けない)
- 満期時、固定金利のためUSDでの満期金額が決まっている。預入時よりも円安であれば円換算した時により多くのリターンが受け取れる
- 定期預金や国内生保の一時払い商品よりも高い金利
(2)オフショア固定金利プランのデメリット
- 満期前に全解約ができない(一部引き出しは可能)
- 為替により満期時に円で受け取れる金額が変わる
ただし、10年後に急激な円高であったとしてもプランの延長は可能である事、もしくはドルでそのまま受け取り、円の回復を待つことで為替リスクを回避できます。
それぞれのメリットデメリットをお伝えした上で、Kさん自身国内で投資するよりもオフショア固定金利プランの方が自分にとっては良いと分かっていただけました。
また、オフショア固定金利プランで投資すると、年3.6%が複利で運用されますので10年後のUSD(ドル)ベースでの返戻率は140%となります。
担当者からの一言
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は現役保険営業マンAさんの奥様であるKさんの相談実例をご紹介させていただきました。
海外投資を始められる方は、海外どころか投資に関して知識がそこまでない方が少なくないです。
実は、コロナ禍に入ってから
「生命保険や定期預金の満期が来て、まとまった資金をどのように運用したらいいか?」
というご相談は結構増えています。
コロナ禍で将来のことをより真剣に考える方が多くなってきたのは、とても嬉しいことです。お客様にはできるだけわかりやすく、ニーズに合わせてご納得いただけるような提案を心がけております。
保険もそうですが、投資も誰から話を聞くか相談するかで大きく変わってきますので、海外投資に関しては経験豊富な当協会に相談し、明るい将来への資産形成を一緒にしていきましょう。