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新型コロナウイルスの影響もありながらも、無事に行われた東京オリンピックの閉会式からおよそ半年が経ちました。

東京オリンピックが終われば東京の不動産価格は下がる」と、それらしいことを言っていた専門家たちは鳴りを潜めているようです。

今回は、そんな東京オリンピック後の東京の不動産価格についてお話させて頂きます。不動産価格の推移についてご興味がある方、これから不動産の購入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。

1、2019年~2022年の東京再開発

オリンピック開催に向けて、日本は数年がかりでインフラの整備や都市の再開発などを進めてきました。

代表的なものでいうと、東京都オリンピック・パラリンピックで選手村として活用されて話題となった晴海フラッグが挙げられます。総敷地面積13390626㎡、住宅5632戸、その他にも保育施設や介護住宅、商業施設などが含まれた大規模な都市開発プロジェクトとなっています。

晴海フラッグは銀座駅から2.5km、東京駅から3.3 kmと都心部へのアクセスも非常によく、東京湾の眺めを満喫出来るという事で、国内外からの注目も非常に高く、人気のエリアとなりました。

引用元:https://www.31sumai.com/mfr/X1604/outline.html

それ以外にも東京の再開発は至る所で行われており、日々東京の街は進化し続けています。例えば渋谷で言うと、100年に1度と言われるほど再開発によりいくつもの商業施設がオープンしました。

渋谷フクラス201910月に渋谷駅西口にオープンした地下5階・地上19階からなる巨大複合施設です。20153月に幕を下ろした東急プラザ渋谷が4年半ぶりに渋谷に復活することとなりました。

建物のコンセプトは〝小さな物語の集積”となっており、多種多様な様々な文化や物語を紡いでいく様子を建物全体で表現されたと言われており、新たな渋谷のシンボルとしても注目されています。

渋谷スクランブルスクエアもオープンから多くの人々が集まっています。201911月に開業し、地下7階・地上47階の造りで高さは約230メートルとなっています。東京都庁や六本木森タワーなどと同程度の高さがあり、こちらも渋谷の新しいシンボルとなりつつあります。 

渋谷の再開発プロジェクトについて詳しく知りたい方は、下記の記事をあわせてお読みください。

100年に一度の渋谷の再開発を徹底検証!投資するなら渋谷エリア?

大手町のエリアでは2020年に完成したOtemachi Oneは、ホテルやオフィスからなる大規模なタワー型施設となっています。地下5階・地上31階の三井物産ビルと地下5階地上40階の大手町ワンタワーの2棟の造りになっており、30テナントが入るなど大手町エリアでは最大級の再開発です。

さらに2022年末にはエリア最大規模の緑地空間「Otemachi One Gardenも完成予定となっており、丸の内テラスらとともに大手町・丸の内エリアの注目度をさらに高めてくれることになるでしょう。 

2、これからの東京の再開発計画

今後の東京はどのように変わっていくのでしょうか。 現在までにも様々な再開発が行われていますが、今後も更なる再開発が既に決定しています。そのいくつかの例を見てみましょう。

新宿エリアに目を向けると、今後大規模な再開発が予定されています。現在でも1350万人の乗降客数を誇りギネス記録にも認定され、文字通り世界一の規模となっている新宿駅ですが、今後数年間に渡り更なる進化を遂げようとしています。


引用元:https://best-tokyo.com/office/article/redevelopment_shinjuku

2017年に東京都と新宿区で「新宿の新たなまちづくり〜2040年台代の新宿の拠点づくり〜」が策定されて以降、少しずつ再開発が進んでいます。新宿駅西口に「新宿駅西口地区開発計画」は2029年に開業予定となっています。

地下5階・地上48階からなる高さ約260メートルの巨大商業施設が完成予定です。これは現在新宿で1番の高さを誇る東京都庁をも超え、新宿駅周辺で最も高いビルになることが予想されています。

また、新宿駅の東口から西口にかけて2047年までの長期的な再開発計画もあり、駅ビルの建て替えや西口・東口広場の再構成、東西デッキを作ることで東西の行き来をしやすくする事で更なる利便性の向上を狙っています。

池袋のエリアではハレザ池袋が2020年に開業しました。ハレザ池袋はミュージカルや伝統芸能を公演可能なホールなど8つの劇場を備えた新複合商業施設となっています。

 引用元:https://www.city.toshima.lg.jp/toshimanow/new/hareza.html

池袋最大級の高層ビルであるハレザタワーや芸術文化劇場である東京建物Brillia Hall、としま区民センターや中池袋公園を含んだ広いエリアでの再開発になり、こちらも大きな話題を呼び、注目を浴びています。 

東京国際大学の池袋キャンパスも2023年に完成予定となっており、ビジネス的な面だけでなく、多くの学生も池袋に移るのでこのエリアの賑わいは一層増すことが予想されます。

まとめ

このように東京都は主要ターミナル駅をはじめ、多くのエリアで再開発があり今後更なる成長を見せています。東京都は世界の都市ランキングでも現在3位に位置しており、今後も世界的にも更なる注目が集まることが予想されています。

そんな世界中から注目されている東京という街で不動産投資を取り組むというのは今後、運用としてだけでなく、1つのステータスとしても確立されてくるでしょう。今後の東京の動きに注目しながら、皆さんもこれからの資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。