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近頃、ワーケーションという言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。このワーケーション、実は不動産投資の方法に大きな影響を与える働き方なのです。

ここではワーケーションが不動産投資に及ぼす影響や、ワーケーション需要を見込んだ物件の選び方について解説していきます。

この記事をお読みになり、ワーケーションと不動産投資の関係についての理解を深めて下さい。

1、ワーケーションとは?不動産投資に及ぼす影響は?

まず初めに、ワーケーションとは何か、ワーケーションが不動産投資に与える影響について解説していきます。

(1)ワーケーションとは

ワーケーションとは、そう遠くない場所にあるリゾート地などのホテルなどの休暇先で、リモートワークにより仕事を行うことをいいます。このワーケーションを新しい働き方として取り入れる企業も増えてきていて、環境省が補助金を出したり、一部の自治体は推進していたりするため、今非常に注目されています。

コロナ禍が長引く現代においては、リモートワークが浸透してきているので、パソコンとインターネット環境があればどこにいても仕事ができるようになり、ワーケーションも広がりを見せています。

(2)ワーケーションが不動産投資に及ぼす影響

ワーケーションは、不動産投資にどのような影響を与えるのでしょうか?ここでは、ワーケーションが不動産投資に与える影響について解説していきます。

①リモートワークの浸透によりどこであっても仕事ができるようになった

コロナ禍にある現在では、リモートワークはもはや特別なことではなくなりました。このリモートワークは、基本的に自宅で仕事を行いますが、インターネット環境とパソコンがあれば仕事をする場所を選びません。このような理由から、ワーケーションが広がりを見せてきています。

②コロナ禍により温泉街などの観光地にある物件価格の下落

現在、住む人がいなくなった古民家や、コロナ禍により観光客が少なくなった温泉街などの観光地にある物件の価格が下落しています。このような物件の中から、自然が豊かなリゾート地近くにある物件を購入して、必要であればリフォームを施しワーケーション向けの投資用物件として購入する方も増加しています。

③通信技術の進化により今さらにワーケーションしやすい環境が整う

すでに利用できる地域もある第5世代移動通信システム、いわゆる5Gなど現在の通信技術は非常に進化してきており、今後さらにインターネット環境が整備され、ワーケーションがしやすい環境が整うと考えられます。

今回のコロナの影響を受け、不動産投資業界の動きについて、下記の動画をぜひあわせてご覧ください。

2、ワーケーションを実施するメリットとデメリット

ワーケーションを実施することには、メリットとデメリットがあります。ここでは、そのメリットとデメリットについて解説していきます。

(1)メリット

ワーケーションのメリットには、以下のようなものがあります。

①従業員の満足度の向上

ワーケーションは、自然豊かな場所で仕事をするため、仕事が終わったら自然の中でリフレッシュすることができます。柔軟な働き方は、社員の人生における自己実現にもつながります。

このように、自分らしい働き方を支援してくれる会社に対して、社員の満足度は高くなるでしょう。

②社員が休暇を取りやすくなる

ワーケーションを導入することで、その前後に有給休暇を取得しやすくなり、結果として有給休暇の取得率が向上すると考えられています。

③創造性の発揮・向上

ワーケーションという旅先の非日常的な場所に社員の身を置くことで、気分転換になり新しい発想が生まれたり、リフレッシュ効果によりいつもと異なる視点から社員自身の仕事を見直すことで、問題や課題の解決の糸口を見つけることができたりすることも期待できます。

④仕事に集中することができる

ワーケーションは休暇が主な目的であるため、仕事をする日は仕事に費やす時間をあらかじめ設定して置き、社内でも共有してその時間外には連絡しないなどのルール作りをしておくことが大切です。

このように仕事に費やす時間を決め、それ以外の時間は観光などを行うなどON/OFFをしっかりと切り替えることで、仕事にも集中して取り組むことができます。

(2)デメリット

ワーケーションのデメリットには、以下のようなものがあります。

①セキュリティー問題

仕事で利用するパソコンなどの端末をワーケーション先に持ち出すことにより、情報セキュリティーが甘くなってしまうことが考えられます。社外秘の情報などが入ったUSBなどの機器の盗難や紛失などがないよう、十分に注意する必要があります。

②ワーケーション環境の導入と運用にコストがかかる

ワーケーションを行う施設に対して、仕事を円滑に進めるためのインターネット環境を整備するために、費用が掛かることもあります。それに加えて、リモートワーク用のツールの導入も必要です。また、これ以外にも、利用する施設の使用料などが発生する必要があります。

③仕事成果の把握や時間管理が難しい

ワーケーションには、会社側が社員の稼働時間を管理することが難しいというデメリットがあります。そのためワーケーションに適用することが可能な、公正かつ透明性が高い人事評価制度を構築しておく必要があります。このような人事評価制度は、社員のモチベーションを高めるために役立ちます。

3、ワーケーション需要を見込んだ投資物件選びの注意点

ワーケーションの需要を満たす投資用物件とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、ワーケーション需要を満たす物件を選ぶ際の注意点について解説していきます。

(1)通信環境を整えている物件

ワーケーションの需要を満たすためには、まず何より快適なインターネット環境を整えている物件であることが求められます。地域によってはまだADSL回線しか利用できないエリアもあるので、この点に注意しましょう。

また、物件にハイスペックなWi-Fiを設置するなどして、快適なネット環境を整えるようにしましょう。

(2)都心よりリゾート地の物件を狙う

ワーケーション需要を見込んだ物件は、都心ではなくリゾート地にある物件を選ぶようにしましょう。その理由は、ワーケーションが仕事の合間や終了後にリラックス、リフレッシュすることを目的としているためです。

(3)物件のターゲットに合ったリフォームを行う

ワーケーションを行う物件は、ターゲットとなる層を絞って購入し、さらにそのターゲットの需要を満たすリフォームを施す必要があります。家族単位でのワーケーションであれば、夫婦それぞれの個室が必要になりますし、会社のチーム単位でのワーケーションであれば、個人の個室以外にもオンラインで会社や取引先と打ち合わせを行う部屋も用意しておかなければなりません。

とは言え、初心者にとってはいきなりワーケーションを対象とした物件を購入することは難しいと言えます。長い目を見た際に今回のコロナの人口移動を理解した上で、不動産投資をすすめることが重要です。これから不動産投資を検討されている方は、ぜひ下記の記事をあわせてお読みください。

東京は転入超過!「都心離脱」は一時的な流れ?!不動産投資をするなら賃貸需要が最重要項目である理由を解説

4、実際にワーケーションを導入した事例

以下に、実際にワーケーションを導入した実際の事例を紹介していきます。

(1)日本マイクロソフト

日本マイクロソフトでは、以前は品川本社へ出勤することを前提に自宅で働くことを特殊なこととして制度設計を行っていましたが、さまざまなことを経て、現在では日常と特別を一つのルールに収めて、いつでもどこでも活躍できるという制度設計に見直しました。

その結果、企業競争能力が高まり厳しい業界で生き残っています。

導入企業事例:日本マイクロソフト株式会社|ワーケーション&ブレジャー (mlit.go.jp)

(2)ユニリーバ・ジャパン

ユニリーバ・ジャパンでは、20167月に「WAA」という働く場所や時間を自由に選択する新しい働き方の導入を行いました。上司に申請することにより、業務に支障をきたすことがなければ、理由は問わず会社以外で働くことができるというシステムです。

WAA」の導入により、仕事を行う場所や時間の選択肢が広がったことで、社員は会社からの信頼感を感じることができるようになり、モチベーションも向上しています。

導入企業事例:ユニリーバ・ジャパン|ワーケーション&ブレジャー (mlit.go.jp)

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まとめ

ここまでワーケーションと不動産投資の関係や、ワーケーション需要を見込んだ物件選び、ワーケーションの導入例などを解説してきました。ワーケーションが広がりを見せるとともに、今後ワーケーション目的の物件の需要が広がることが予想される点などがお分かりいただけたと思います。

この記事が、今後ワーケーションを念頭に置いた不動産投資を考えている方の一助となれば幸いです。