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小栗旬主演の人気ドラマ、日曜劇場「日本沈没―希望のひとー」が完結を迎えましたが、皆さんはこのドラマを見ていましたでしょうか?

  • 日本がもしこんな風になってしまったらどうしよう!!
  • 非現実的過ぎて話が入ってこない。

などなど様々な感想があるのではないでしょうか。

この「日本沈没」という作品は小松左京原作のものを現代風にアレンジしてドラマ化されたのですが、放送回数も少なく、内容としてはあまり展開も少なかったように思います。 

過去に何度もドラマや映画で扱われてきた作品ですが、果たして本当に日本は沈没してしまうのでしょうか。

日本沈没がなる前に老後沈没にならないように、今回はこのドラマ「日本沈没」から学ぶ資産防衛術のお話をしていきたいと思います。

1、日本沈没の可能性は?

はじめに、日本沈没のメカニズムから少し話して参ります。

まずプレートの変動による沈没説ですが、現実にはプレートの動きは速くても年間10cm程度であるため、半年や1年という短いスパンで日本が沈没してしまうようなことは起こりえないと、過去に映画で科学監修を務めた神戸大学海洋底探査センター客員教授の巽好幸氏も述べています。

ドラマでは地球温暖化が進んだ場合を想定していましたが、温暖化により北極圏の氷がとけ、海水の量が増えて海が広がると海水の重さで地殻が沈む可能性はあります。

ただこの場合でも今世紀末までに3m程度と予想されている海面上昇程度では、日本沈没を引き起こすような大惨事にはなりえないと言えます。

ただ80年後、もし3m海面が上昇した場合は、浦安や豊洲などの沿岸部は水没する可能性も否定できないという恐ろしい想定もされています。 

つまり温暖化が進むことで、ドラマほど急な沈没はないとしても、沿岸部や地盤の緩い地域は海の中に沈んでしまう可能性を秘めていると言えます。

また海水が増えたことで、その重さに地殻が耐えられなくなった場合、地殻変動やプレート型の地震が起こる可能性はある為、沈没とまではいかないまでも、大きな地震が起こる可能性は日本列島が複雑なプレートの上に成り立っている以上、考える必要があるのではないでしょうか。

2、地震や水災に強い資産を築けるのは「不動産投資」

とは言え、日本は終わるかもしれないから「何もしない」というわけにはいかないのが現実です。

巨大地震が起こる可能性と自身が老後難民になる可能性でいうと、後者の方が今の日本人には備えておかねばならない現実と言えます。

老後難民に関しては後ほど触れますが、地震の対策や、水災の対策は資産形成時にも考慮する必要があります。

その中でも不動産投資について圧倒的に違いが出るのは、保有する資産が鉄筋コンクリート造(RC)なのか木造なのかという問題です。当然ではありますが、地震水災ともに強いのはRC造となります。

過去の私の記事でも述べたように、東日本大震災でも大きな違いがありました。詳しくは下記記事を参照にしてみてください。

東京の不動産投資は安心?データからみる地震・津波時の東京の安全性 | 

さらに沿岸部(江東区の一部や墨田区の一部、江戸川区など)は水没の危険度は高くなり、3m海面が上昇することで沈む可能性も出て参ります。

見極め方は難しいですが、国土交通省が運営しているハザードマップポータルサイト (gsi.go.jp)等を確認することをおススメしております。 

見方としては洪水が起きた場合、水深3m以上の浸水が想定されるエリアは温暖化が進んだ100年後には沈んでいる可能性もあると言えます。

山手線東京駅より西側のエリアはほぼ安泰と言えます。いずれにしても温暖化がこれ以上進まないように一人一人が意識することが必要だと言えます。

3、希望を捨てても意味がない!出来ることを出来るうちにやる

私はこれまで5,500名以上の方々と面談をして参りましたが、年金問題、老後2,000万円問題など言葉を並べているだけの政府に対して、日本人の危機感の無さを常々感じております。

これは日本沈没以上に恐ろしいことだと思います。

  • 「退職金もあるから生活できる」
  • 「老後は細々と生活していければ良い」

と思っている方が多すぎます。 

受給できる年金はサラリーマン夫婦で年間250万円程度、60歳までの現役時代1,000万円の年収をもらっていた方が250万円の年収で生活できるはずがありません。

一度上げてしまった生活水準は簡単に下げることはできませんし、生活水準を下げる為に現役時代を頑張ってきたわけでは無いはずです。

老後難民と呼ばれる人々は、この収入落差により、生活が維持できなくなる現象が原因となります。

このままだと老後難民になると気づいた方は、私に長期的な収入を得られる不動産投資を考えているとご相談をされますが、ほとんどの方は60歳を過ぎてから気づく為、厳しい言い方になりますがはっきり言って遅すぎます。

よって、私は出来れば20代からコツコツ資産形成をしていき、セカンドライフの準備をしていくことをおススメします。

気付くのが遅かったのではなく、気付こうとしなかった方がほとんどで、皆口を揃えて

  • 「もっと前から始めておけば良かった」
  • 「あの頃は子育てに忙しくて資産形成どころではなかった」

と後悔されます。

マンション経営は頭金10万円からスタート出来ますし、月々の負担や年間の固定資産税などはそこまで大きくありません。

マイホームローンがあっても、子供にお金がかかる時期でも、若くて年収が低いタイミングでも、金融機関から評価を受けた物件であれば一定の条件を満たした方は誰でもできます。

日本が沈没する前に、ご自身の人生が沈没してしまわないように、出来ることを出来るうちに始めてみてください。

いつでもご相談に乗らせて頂きます。

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湯藤 善行(ゆとう よしゆき)

■ 所属会社
株式会社SYLA
■ 担当エリア
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■ 担当分野
国内不動産投資

十余年の不動産業界在籍の経験に加え、10,000戸以上のマンション開発を通して得た経験と、徹底したリサーチによるデータから導き出された確実性の高い資産形成を提案しています。

鈴木 優平(すずき ゆうへい)

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お金のパーソナルトレーナーとして、1,000件以上の家計をコンサルした経験を活かし、お客様の希望する未来に寄り添ったライフデザインをさせて頂いています。

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司法書士として、不動産の所有権・抵当権関係を登記、不動産投資での法人設立のお手伝いもさせて頂いています。

まとめ

今回はドラマ「日本沈没―希望のひとー」に合わせて、物件選びのポイントと、資産形成の大切さをお話しましたがいかがでしたでしょうか。

少しでも何か始めなければと思われた方は、すぐに行動に移してみてください。

そこには希望に満ちた道が開けるはずです。

行動する人には良い情報が舞い込みますが、行動をしない方には良い情報は回ってきません。

皆様が「希望のひと」になれることを願っています。