「資産形成で成功する最も重要なポイントとは?不動産投資のプロ☓保険のプロ対談(前篇)」に続き、資産形成で成功するためのリスクヘッジと、投資始めるタイミングについて両プロにお話を伺いました。
3、投資のリスクヘッジに対する考え方
投資である以上、リスクはつきものです。そのため、私はお客様に提案する際に、一つの投資商品だけ提案するのではなく、ポートフォリオをしっかり作ることをオススメしています。お二方のプロにも、ぜひ投資のリスクヘッジに対する考え方を伺いたいと思います。鈴木代表は、いかがでしょうか?
私が思うリスクヘッジは大きく2つのポイントがあると思っています。1つは、偏った投資をせずに、まずは自分の目標に合った投資をリスク分散、商品による強み弱みを分けてするという「投資バランス」が大事です。
もう1つは、「投資する順序」です。
手元に全く自己資金もないのに、無理して不動産投資を始められる方もいますが、修繕や空室で突発的な費用が発生した時は対応ができません。なので、手元にある程度資金があったタイミングでスタートすべきだと考えています。不動産投資を始めるタイミングについて詳しくは「不動産投資は資金がない人はすべきではない?費用とタイミングについて」を読んでみてください。
「投資バランス」と「投資する順序」ですね。確かに、どの投資商品にもリスクはつきものなので、他の投資商品と組み合わせることによってお互いのリスクヘッジになるわけですね!順序についてはあまり考えた事が有りませんでした。今の自分の身の丈に合った許容出来るリスクからスタートすることが非常に大事ですね。
弊社のお客様には今まで投資商品を一切やっておらず、不動産投資の初心者の方も多くいらっしゃいます。そのときには、まず様々の投資商品を理解して頂き、その上で不動産投資がどんな位置付けの投資なのかお話させて頂いています。その上で、お客様の希望や、まだ見えていない期待も含め状況に応じて他の商品も紹介させて頂いています。例えば、石田代表にお客様をご紹介させていただくこともあります。
そうです。不動産投資をされると、ほとんどの方が団体信用生命保険に加入されます。団体信用生命保険は生命保険代わりになるので、今まで生命保険に加入されていた方は見直しする必要があります。ただし、不動産を相続する期間が長引いた場合はその間の保障はないということになってしまいますので、団体信用生命保険があるからと安心をしてしまうと思わぬリスクがあることも認識するべきであると思います。
生命保険代わりになったとしてもそれが完璧でなないということですね。
はい。また、団体信用生命保険は最近では、死亡だけでなく、三大疾病でも保険金が受け取れるなど範囲が広がってきたものの、介護や障害状態で働けなくなる状態についての保障は不十分です。よって、その場合の保障のニーズがある方は、商品をご提案させて頂いています。
団体信用生命保険で足りない部分は生命保険できちんとリスクヘッジをするということですね。
はい、融資期間は数十年に渡りますので、万が一返済ができなかった時のリスクヘッジです。
さきほど、鈴木代表が「投資バランス」によるリスクヘッジの話をされていましたが、私も全く同感です。保険商品は「自己資本」を使って毎月保険料を支払い行っていくものです。一方、不動産投資は融資を活用して、金融機関からお金を借りて、入居者が代わりに返済していくという、完全に「他人資本」で行うことができます。
保険で貯蓄もできますが、保険の一番の強みは、保障だと考えております。よって、自己資本での貯蓄ニーズがある方々には、保険以外の積み立ての商品をご提案させて頂くこともあります。弊社では鈴木さんにお客様を紹介させていただき、不動産投資と保険、その他積み立て型の金融商品を組み合わせてのご提案もしています。
お互いにニーズがあるお客様を紹介しあっているのですね。
八木さんのサイトからお問合せ頂いたお客様は、かなりご年収が高い方で、保険で最低限の保障を準備し、自己資本での資産形成は別の積み立て型の金融商品、他人資本での資産形成はお客様の考え方やニーズからして不動産がベストであると考え、鈴木代表にご紹介させて頂きました。
そういうことです。多くのお客様は金融商品を選ぶ上で何も判断基準が無いままスタートをしてしまいます。元々日本にはお金や投資について学ぶ機会が無いことが理由に当たります。ご自身に合うベストな投資プランを作るためには、金融商品をどう組み合わせていくのかがとても重要なポイントになりますので、全体的な金融商品の知識や情報を熟知したコンサルタントに任せるのが良いと思います。
投資のポートフォリオの考え方については「お金を増やしたい!年間300名の方にプランニングするお金のプロが伝授するお金の増やし方」を読んでみてください。
自社の商品だけではなく、ニーズに合った投資プランをされているんですね。鈴木代表も、ニーズの合った不動産投資ができる方をご紹介して頂けるの嬉しいですね。
お客様有りきでは無く、商品有りきで紹介する会社は無理矢理に提案する会社も少なくないと思います。しかし、このように他社にご紹介となると、自社の信頼、パートナーの信頼も関わってきますので、本当にお客様のための良い提案しかできないです。実際、一回の信用失墜がもたらすダメージの方が大きいのです。それよりも本当にお客様のためになる紹介をしていったほうがビジネスの拡大は早いと確信しております。
弊社サイトに、鈴木代表や石田代表のような優秀なエージェントにご登録頂き、大変光栄で嬉しく思います。
4、投資を始めるタイミング
正直、投資は日常生活に必須なモノではなく、興味はあるものの、セミナーなどに参加しても、なかなか次の1歩を踏み出せない方が多くいらっしゃいます。鈴木代表は投資を始めるタイミングはいつがいいでしょうか?
勢いというよりは、良い運用であれば遅く始める事のメリットは無いと言う事です。不動産投資は数千万もする投資商品なので、おそらく考えても考えてもなかなかスタートの1歩を踏み出すことが難しい方もいらっしゃいます。未来のことに対して絶対は有りませんが、時間というものは絶対なので、期間を長く取ればとるほど得られるメリットが多く、低リスクで効果を得る事が可能になります。
また、順番も大事です。不動産投資の初心者の多くは、物件選びからスタートされる方が多いですが、実は最も大切なのは信用できる「人」に相談することです。
不動産投資会社に相談したら、騙されて物件買わされると思い込み、自分で情報収集して自分の考え方で始める方も多いです。確かに、情報収集は大切ですが、しかし、最も情報を持っているのは我々プロです。ですから、我々プロに相談することによってよりいい情報収集することができるのです。
つまり、ご自身でプロを選ぶというスキルをつける必要があります。弊社には、業者にススメられた物件情報を持って、この物件買うべきかどうかの相談に来られる個人の投資家が多くおります。よく話を聞いてみると、何の為にこの不動産を買うのか、不動産投資の本来得られるメリット、自身の目的等がハッキリしません。なので、心のどこかでこの物件違うんじゃないの?と疑問を持って来られています。
そのとおりです。だから、さきほども言ったように、物件選びと担当者選びの順番を間違えたから、このようなことが起きます。ちゃんとスキルのあるプロに相談すれば、あなたの属性に合った物件を提案してくれます。ご自身で探す必要がなく、プロが一番物件のことわかっていますから。
ぜひ、弊社のサイトを活用して自分に合ったプロ(エージェント)探しして頂きたいですね。保険はどうでしょうか?石田代表!
私も全く鈴木代表と同意見で、「早ければ早いほど良い!」と思っています。
日本人は投資に対するリテラシーが低く、銀行にお金を預けることが安心であると感じる方が多く、なんの理由もなく眠っているお金がかなりあります。
さきほど、話したように、貯金あってもいいですが、分散投資が大切とのことですよね。
銀行にお金を入れておくリスクはいろいろありますが、簡単な例を挙げてみます。10年前の吉野家の牛丼は「280円」でしたが、10年後の今は「380円」です。
インフレにより物価が上昇し、実際にはお金の価値が目減りしていることといえます。
また円安リスクもあります。日本にあるものは海外から輸入商品が多く、輸入価格も上がることで、実は直で生活に反映していますので、もっと危機感を持って頂きたいです。
国内で生活しているとあまり危機感を持たない方が多いでしょう。
そういった意味でも、今すぐにでもリスクヘッジを始めるべきですよね。
今日、このようにお二方のプロに投資について伺って、本当に投資はすべきもので、それにいつまでもタイミングを待つのではなく、まずは知識のあるプロに相談することが非常に大切であることが分かりました。ぜひ、この記事を参考に、投資をスタートする方が一人でも増えたら嬉しく思います。